先日の娘の作文、参照数の少ない私のブログにもかかわらずコメントが三つも付いて驚いてます。
あれは6年生の時のものでしたが、今日は5年生のものを
あちこちで受賞した作品を載せたいとも思ったけど、それらの作品って主催者に権利が移っていて、書いた娘でさえ自由にできないのね。
【男らしいお母さん】
お父さんは手先が器用で、料理もパソコンも、ちょっとした工事も、自分でしてしまう。
お母さんは実は料理もそうじも下手で休みになると、お父さんを上手におだてて料理を作らせて食べている。
お母さんはお父さんが必要だから結婚したと言っていたけれど、でも、お父さんは何でも一人で出来るのにお母さんと結婚した。
お父さんが出かける時、お母さんは外に出て手をブンブンと振って「行ってらっしゃい」をする。歩道に出たお父さんも、振り返って手をブンブンと振る。お母さんはもうすぐ四十九才だけど、気にしないで手を振る。
四十四才のお父さんも、気にしないで少し笑って手を振る。
そんなお父さんを見ていると、お父さんはとてもお母さんを必要としてる気がした。
夜、暗い物置に
「怖いから行きたくない。」
と、言い訳をするお父さんを冷めた横目で見ながら、かい中電灯もなしで、行ったお母さん。
私は、そんなお母さんがとても男らしくてカッコよく思えた。
夜、物置に行けない亭主は今も呪いのビデオを見た後は、トイレや風呂に入りたがらない。
朝のお手振りは今もやっている。先に出る娘を見えなくなるまで手を振り、その後、遅れて出る亭主にも同じように手を振る。
しかし、先生も弱っちゃったんだろうなぁ。
「四十九才の母と四十四才の父が、互いに手を振り合ってる」
なんて、書かれたら。
今、改めて先生の一言を見たら、色々な意味で泣けてくる。涙の成分の9割は恥ずかしさ。