ヨシエ(仮名・亭主の母)も雪で思うように外出が出来なくて退屈だろうと、ヨシエの好きな本を見つけて送ることにした。

 

 

そう、実はヨシエもこの手の本が好きなのだ。

我が家の毒母は文盲なので映像オンリーだが、ヨシエは活字が大好き。

結婚当時は月刊誌『ムー』の定期購読者でもあった。

 

封筒に詰めた。

 

 

今日、代休の亭主が不思議且つ不安そうに封筒を見つめている。

「これ……送るの?」

「うん」

「ここまで内容を詳しく書く必要、あるのかなぁ」

亭主はここに拘っていたようだ。

 

「“記載がない場合、遅れる場合があります”って書いてあんだろ?遅れたらヨシエの楽しみが先延ばしになるだろうが」

先に画像を送ったチワワ奥からは『嫁子』の文字にウケていた。(私の名は“嫁子”ではありません)

 

内容については、詳細に語ってしまった。開封する前に全てが分かってしまい、つまらなかったかもなぁ。

 

ここで娘がリハビリから帰宅。(学校は休み)

「ばあちゃんに送るなら、これ、いとこの〇〇ちゃんに渡してって一緒に入れて」

と、これを差し出して来た。(いとこの〇〇ちゃんはヨシエと同じ地区に住んでいる)

 

私がハマって、娘も引きづり込んだアニメの本日付け号外。

アニメイトでの配布で、どこででも入手できないらしい。

もしも今日、普通に学校があれば、アニメイトへの到着時間は午後7時近くで遅くなって、この配布に間に合わなかったかも知れないと苦笑していた。良かったな、娘。でも、数学の課題、ヤバイんじゃないのか?

 

ヨシエのもう一人の孫もアニメが好きで、娘とはこのアニメの話で盛り上がっている。

でも、何だかすごい詰め合わせだな。

食べ合わせで例えれば……絶対、下痢になると思った。

 

黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫あたま

 

今日、ついに羽生君が登場。

 

メダルなんて、無責任な他人の意見などどうでもいい。

怪我無く無事に、競技を終えて欲しい。

メダルはあくまでも結果。

どうかメダルに固執することなく、長い競技人生を考えた時、今日の演技が有意義になる結果に繋がるように祈ってます。

 

ほんと、「メダル」「メダル」と、その数や色ばかりに拘る連中って何だろう。

第二の円谷幸吉をどうしても作りたいのか?と思う。

 

 

 

遺書の全文

父上様母上様 三日とろろ美味しうございました。干し柿 もちも美味しうございました。
敏雄兄姉上様 おすし美味しうございました。
勝美兄姉上様 ブドウ酒 リンゴ美味しうございました。
巌兄姉上様 しそめし 南ばんづけ美味しうございました。
喜久造兄姉上様 ブドウ液 養命酒美味しうございました。又いつも洗濯ありがとうございました。
幸造兄姉上様 往復車に便乗さして戴き有難とうございました。モンゴいか美味しうございました。
正男兄姉上様お気を煩わして大変申し訳ありませんでした。
幸雄君、秀雄君、幹雄君、敏子ちゃん、ひで子ちゃん、
良介君、敬久君、みよ子ちゃん、ゆき江ちゃん、
光江ちゃん、彰君、芳幸君、恵子ちゃん、
幸栄君、裕ちゃん、キーちゃん、正嗣君、
立派な人になってください。
父上様母上様 幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません。
何卒 お許し下さい。
気が休まる事なく御苦労、御心配をお掛け致し申し訳ありません。
幸吉は父母上様の側で暮しとうございました。