昨日から入院。

今朝から朝飯抜きで採血採血採血。

明日も朝飯抜きで強い薬剤を身体に入れて、立ったまま2時間だって。

左足、靭帯切れてまだごついサポーターして、やっと立っているのに2時間連チャンだとどう考えても倒れる。で、看護師さんに頼んで歩行器を用意してもらった。

椎間板ヘルニアの手術以来だわ、歩行器。ウインク

明日の検査の結果で後日、難病指定を受ける段取りが出来上がる。

で、指定を受けて、そこから今度は腎臓カテーテル検査して、運が良ければ手術ができる。

 

そうそう、入院の朝、夢を見た。

誰かの葬儀をしているところ。

誰かヤバい身内でもいるのかと亭主がヨシエ(亭主の母親)に聞いたが、今死にそうな者はいないと返事があったそうだ。

亭主がヨシエに問い合わせをしている時、院内で私は担当医から

「たまさん、動脈硬化ですね」

って、言われてた。

ん?ヤバかったのは私自身だったのか!?ゲッソリゲッソリゲッソリ

長年吸っていた煙草もやめて6年になるが、肺年齢ってのを調べたら-18歳って医師が驚いていたな。高校のとき、部活でパーカッションやっていたけど、先生は時々「お前さぁ、管楽器どう?」って言われたり、背筋が120あって陸上の顧問からも声がかかっていたんだよね。あの頃って、何も取り柄のない自分の人生最大のモテ期だったのかもってしみじみ思う。

 

ついさっきからやっとネットを使える環境になった。

昨日の朝からネットやテレビ、新聞など俗世から隔絶された世界の中、久々に読書三昧だった。

学校帰りに寄ってくれた娘に「世間では何かあったか?」と問うと娘は元気よく「横浜の病院で点滴に異物混入の犯人はわからなくて、連続殺人ともいわれているんだよ」と答えてくれた。お前、今、それを言うのかよ……

 

大きな総合病院の上層階で夜景は素晴らしいけど、近隣にもいくつかの大きな病院があって、常に救急車の音がしている。昼飯食べていたら、目の前の病院の屋上にドクターヘリがやってきたのには興奮してしまった。山Pのドクターヘリのドラマも好きだったな。薫が今の時代の医師だったら、絶対に救急救命医かドクターヘリの医師、時に災害派遣のDMATなんだよなぁ。

 

今回は持ち込みのおもちゃは2点と決めていて、ダダとパンダ先生になった。

背景は私のPC。薫、顔全部出てないからセーフだよね??ちゅーちゅーちゅー

 

この病院には医師がたくさんいて、でも三上先生のような人がいるかは未だにわからない。実はこの近くにいるキレっキレの弁護士さんが三上先生に見かけも言動も似てる。(苦笑)三上先生はいないけれど、ここで娘を出産した時、産科と連携して診てくれた当時の内科医が椎名桔平そっくりだった。通院の密かな楽しみにもなっていた。人当たりも良くて、内科の診察があるとウキウキしていた。

帝王切開で娘を産んで数日後、私は看護師に言われて内科医の診察を受けた。医師は桔平だ。出産後の私はさぞかし労わってもらえるのだろうと勝手に野望を持っていたが、桔平は私の姿を一目見て「あ、まだ産まれてないのね」と笑みさえ浮かべて言った。淡い恋心はギタギタに踏みつぶされて終わった。

サルコイドーシスでは二回目の担当医がオードリーの若林にそっくりで、嬉しさのあまり、心の中でひとりでマイムマイムを踊り狂ってしまった。あの手の小さい男って大好きなのよねぇ。デレデレデレデレデレデレ

若林は「たまさん、簡単な検査しましょう。すぐに終わるんですよ。でも、入院しなきゃいけないんですけど、この検査で病名が確定できますから」と、言い検査を薦めてくれた。確かに検査は1時間前後だったが、生身で気管挿管なんて死んじまうってよっ!!生きるために検査で死ねってか!?私の怒りに気付かぬまま若林は新天地に消えた。

 

病気や怪我で苦しんでいる方々。

苦しいよね、切ないよね。痛みを分かってもらえなくてイライラするよね。

でも、国境すこしずれて生まれていたら、同じ時代でも満足な医療を受けることができなかったのかもと思うと、私の振り上げた拳が下がってくる。

真っ白なシーツに転がりながら、有り難いと思う。

この国にも確かにいる。適切な医療にかかれず亡くなっていく人が。

この病名にたどり着くまで、そこそこの国産の新車がオプション付きで買っても余るくらいお金がかかった。亭主も私と結婚しなきゃ、今頃は戸建て買って優雅に暮らしていたと思う。でも「こんな私でごめんなさい」なんて私は自分の存在を貶めるような物言いを亭主にはしたくはない。感謝は感謝。そして、いくらかでも良くなったら今まで以上に亭主を笑わせてやるんだと野望もある。

一緒に歩くことを腹をくくって決めてくれたなら、こっちも頑張らないと。

痛くて「こんなに辛いのに、これ以上、頑張れるかい」とも思うこともあるけれど、人としていきている以上、亭主もまた私の知らない所で血を吐くような思いをしたり、苦しんだりしているのだと思う。見えないけれど、他人もまた泣いているし悩んでいるし。

 

 

実は入院直前、私は毒母の分と合わせて火葬場直行コースの仮申し込みをしてきた。本当に病院から火葬場直行。骨は市の合同でやってる所に入れるように意思表示もしている。あと6万出したら、いくつか候補のある海に散骨もできるが、死んでそこまでお金もかけたくないからと思いながらも思案中。

 

今夜も救急車の音と赤橙の中で就寝の時間。

おやすみなさい。