車椅子が届いて土曜、娘の学校の父母会に出席してきた。

亭主が後ろで操作しようとするんだけれど、とにかく押せば介助になると思っている人だ。足を上げてもいないのに、すぐさま押し始めて足が床に押され引きずられたので「同意を得ないうちに動かしたら危ないだろう!」と言ったら、ふくれてんの。私はヘルパーの資格持ってるし、患者歴も長いから車椅子に関してはいくらか使いこなせるけれど、「僕は用意出来たから、行くぞ」と自分都合の発進してしまう人には任せるのは危ないと心底思った。

 

亭主のアスペ行為は留まることを知らない。細かいことは端折るが、学校から戻ったら車椅子をマンション出入り口(の離れた所)に畳んで置いて、私も置いて用を足しに車で出ていってしまったよ……娘を呼んで郵便局へ行こうとしたが、娘もチャラいスカートはいて大きな鞄持って来て「さぁ、行こう」って。チーンチーンチーンそんな格好で介助なんてできねぇよ。

郵便局から戻ってマンションを見上げて考える。レンタルした車椅子をこのままここへ放置できないし、かと言って過去に靱帯切ってる娘に16キロ超えの車椅子を2階まで運べとも言えないし。もう全てを諦めて、足を引きずりながら車椅子を手に階段を登り始めた。膝を後方から支えるシーネだけが私の味方であり援軍。痛いけど、仕方ない。一段ずつ登っていると……『パキッ』小さな音と感触が膝裏に広がって来る。と、同時に膝が急に軽快に動きだした。私がふなっしーならば「ヒャッハー!!」と雄たけびを上げていたと思う。やっとの思いで車椅子を自宅玄関に入れた。シーネは私の膝にかかる重圧を受け殉職していた。真っ二つになって固定どころか、180°~0°まで自在に曲がるように折れていた。

↑本来は軽く曲げた状態だけど、90°を超え、二つに折りたたみ可能状態よ。ポーンポーン

 

どう考えてもマズイだろうと、今朝、整形に駆け込んだら今度は完全なギプス固定をされた。

もう、僅かな隙間でしか動かせない状態。硬くて生卵、ガンガン割れそうだぜ。ニヒヒニヒヒで、実は今日になって私の左膝の三か所同時テロの一か所が「後十字靱帯損傷」だったと知った。ここはあまり受傷する人がいないらしく、今日、装具屋さんが来たけれど、これ用の装具を持って来ていないと持ち越しになってしまった。どっちにしても、手術はしないといけないんだろうな。

 

そう言えば、PTAのバレーボール大会で右半月板損傷で手術して退院してすぐに、乗っていたエスカレーターの上から知らない婆さんとその娘が団子になって落ちてきて、思わず支えたら落ちるのは止められたんだけど、手術した半月板が二人の体重を支えた瞬間に『プチッ』って感触があった。翌日、手術してくれた医者の元へ駆け込んだら、医者の方が「わぁぁぁぁ」って声を上げていたっけ。ポーンポーンポーン

 

しかし、年齢が上がって来てから様々な体験ができて、何だかワクワクしてしまう。残念なのが、これらの体験が有料であることか。ゲッソリゲッソリゲッソリ