昨日は内科での検査の結果が出る日。

少しでも早く結果を知らせいと主治医が午後4時過ぎに予定を組んでくれた。(結果がこの日の午後イチででるそうだ)結果は来月下旬に6日間の検査入院と、更に後日二泊三日のカテーテル検査。そしてその後に副腎の摘出手術と言われた。でも、二つ目の検査の結果如何で手術の道が絶たれる。外来患者も途絶え薄暗くなった院内で、入院前の検査で院内を走りまわった。大きいけれど混んでもいて、入院は最速でも来月末。でも、この病院のいいところはパソコン持ち込みokでネットもし放題。

 

娘と地下三越前で待ち合わせをして、そこから札幌駅まで歩いた。

歩いている時、左足の膝内側にかなりの痛みが走った。何もしてない、ただ普通に杖をついて歩いていただけなのに……

その後、歩くごとに苦痛で顔が歪んでくる。痛い、本当に痛い。

骨折の痛みと打撲の痛みの区別はつくようになっていたが、交通事故で靱帯一部断裂を経験している自分には、この痛みが一過性のものでないことがわかった。おいおい、ただ歩いただけで靱帯切ったってか!?普通を装ってはいたが、内心、明日整形に行ったらギプスとかシーネ固定なんだろうな、手術はねぇよななんてあれこれ考えてひとり修羅場となっていた。痛みは次第に激痛になる。痛くて眠ることは出来なかった。台風の風雨を耳にしながら、「早く朝になれ。早く明るくなれ」とぶつぶつと呟いていた。(ひとりでリビングに寝ているから、ぶつぶつは誰にも迷惑は掛かってないと思う)

 

で、今日。台風の影響の残る空の元、掛かりつけの整形に行ったら先生も靱帯損傷を疑いMRI検査をした。左膝内側側副靱帯一部断裂と言う、べらぼうに長い戒名(法名)みたいな疾病名を頂いた。合掌。

 

土日に娘の学校の大きな行事があるけれど、これは休むことが憚られ帰宅してすぐに車椅子のレンタルをしている所を探し、貸出をお願いした。両手が「ばね指」で関節が曲がったままで強張っているんで、松葉杖は使えない。血圧も常に160/130あって、いつ心臓や脳血管に何かあるのかもわからないので杖を使って倒れて頭でも強打したら即死レベル。有り難く車椅子を借りて行動しようと思う。

 

副腎を摘出できれば、今より活動範囲が広がるかもしれない。家族には申し訳ないとは思うけれど「こんな私とは別れて……」なんてことも思わないことにした。少し元気になれたら、その少しで家事を頑張りたい。少し痛みが緩和されるのなら、今までより少し家族に笑顔を向けたいと思う。申請したら二つ目の特定疾患認定になるそうだ。5つ集まったら何か貰えるのかな?

 

10年以上前の交通事故時、靱帯断裂の大怪我をしたが亭主は、出張で九州へ行った。娘を施設に預け私はひとりで自宅で寝ていた。毒母には言わずにいたんで、亭主が旅立つ前にパンを買ってくれていて、それを布団の中で貪っていた。そんな中、食べものを買いこんで届けて私の命を繋いでくれたのはチワワ夫婦だった。娘を施設へと送り届けてくれたのもチワワ夫婦。施設へ送るしか手段がなかったのが、今では娘は食器を洗ったり布団を敷いてくれたり、あれこれ世話を焼く側に回ってくれる。前に歩行が辛くて車椅子を使いたいと言ったら「みっともない。いいよ」と言った亭主も、今回は車椅子のレンタルをしたいと申し出たら「いいですよ」と返事をくれた。すべてが以前よりずっといい方向へ向かってくれている。