次の約束まで1時間空いたときの楽しみ方 ブログネタ:次の約束まで1時間空いたときの楽しみ方

地元の人にしかわからないと思うけれど……

大抵は大通の地下、三越の大きなモニター前で約束を取り付けてる。時間が空いたら即、目の前の立ち食いソバ屋前を通過して書店へ入る。目当ては上にある腐った本のあるコーナー。金と健康と体力があれば、山ほど本を買ってそれを背負いながら、立ち食いソバのお代わりをしていただろうな。(笑)最近は娘の通院や様々な用でこの場で待ち合わせることが多くなった。今日は学校帰りの娘と通院のための待ち合わせ。娘とこの書店に寄って(マズイ所には入らせない)おそ松さんグッツを見てきた。アニメに開眼しそうな娘に若干の恐怖を感じながら……

帰りの地下鉄の中で、延々と大声で話しまくる女二人がいたな。もう、そこがパブリックスペースって感覚も意識も皆無なんだろうな。耳が悪いお年寄りや聴覚に何らかの問題があるのなら何も言わないし思うこともない。それが意思の疎通の手段なのだから。しかし、あの人の中で大声でプライバシーも気にせず選挙カーの拡声器のような話はダメだ。もう、私はその手の人間を一切、受けつけられない。そんなに大声出して、他人に自分の何を伝えたいんだ?騒ぐお前は自己満してるからいいが、聞きたくもない訳のわからん自慢話を延々と聴かされる側の気もちを察するって思考がないのか?といいたいのをぐっとおさえた。まだ、興味をそそられるような話題ならいいよ。でも、大声話の大方は、自分の狭い仲間内の他人にとってはどうでもいいって類のもので、もうありゃある意味テロ行為だ。地下鉄内で延々とうるさい騒音を聴かされ、降りた駅まで同じで後ろからまだでかい声で話し続けている姿には「正常」という表現はもう使える状況ではなかった。エレベーターにまでついてきたんで(大声で話しながら)目の前で「ごめんなさい。私デブで三人分の重量使ってるから、もう載れないわ。次のにしてね」って閉ボタンを連打してさっさと戸を閉めた。他の客数人が笑いを堪えていた。堪えた客は同じ車両にいた人だった。どこそこの店の店長とバイトの女子大生が怪しい仲だとか、どうやったら奨学金を返さず逃げきれるのかとか、自分の友人にちょいと有名な人がいてと自慢したりと最悪な気分だった。あれが自分の同伴者だったら、速攻で縁を切る。最低限の羞恥心のない者とは価値観を共有など出来ない。人の悪口や反社会的な話題、有名人コンプ丸出しの話は、チラシの裏に出も書いていればいい。

そうそう、amazonからCDが届いた。亭主が誕生日プレゼントにと注文してくれたそうだ。


そう、勝手に思いついた、日向艦長の中の人。読書もイラスト描くのも消しゴムはんこ彫りも大好きだけど、どこかで限界は来る。本にも興味があったけれど、あえてCDをチョイスしてくれたのは、見えなくなったら聴けばいいとの亭主の思いやりなのかも知れない。ある意味、自分にとっては相当の艶のあるCDの部類に入るはず。堤さんは田舎の道で事故ばかりおこしているおっさんではない。

話は変わるが、娘の卒業式前に行きつけの美容院へ行った。少し前にパーマをかけていて、毛先を2センチもカットしてもらえば、形になるかなと思って「カット」とだけ伝え以降、ずっとジャニーズの話に花が咲いた。私の前にいた人がキスマイの藤ヶ谷くんの大ファンで、働いて道外のコンサート資金を作ってここぞとばかりに金を使うのが生きがいなそうな。まぁ、それはよくある話だけれど、驚いたのがこの後の話だった。前の客はコンサートの日程が決まると、髪の色と形すべてを藤ヶ谷くんと同じにしてコンサートへ向かうと。「ファン心理なんでしょうかね」と問われて「だったら岡田ファンは官兵衛の時にみんな寂聴のように頭を丸めなきゃなんないね」と笑った。そんな会話で盛り上がった後に出来た自分の頭に呆然とした。いつも面倒だからショート、ショート!の言葉で超短髪だったもので、今回も鏡の向こうの私はそうなっていた。卒業式当日、私は男性教諭よりも短髪だった。藤ヶ谷くんが頭を丸めないことをファンのために密かに祈った。