ブログネタ：女性は家庭的なほうがいい？
予約投稿です。
ん？家庭のために頑張って働く女は家庭的ではないのか？？女が家庭的と呼ばれるには男以上に家事をしなければ認められないのか？？？例えば病院で入院している女が、家庭を想い憂いているのは家庭的ではないのか？？？？家事というものをバリバリこなして浮気している女は家庭的なのか？？？？？
家庭は料理洗濯掃除だけでは成り立ってはいない。で、「家庭的」とひとくくりできる行為や動作はないと私は断言する。
昔、私が3歳前後の頃。毒父が他人の借金の連帯保証人となり1円も使わずに多額の債務者になってしまった。毒父も毒母も働いた。私は自宅でひとりで留守番していた。暗くなって毒母が帰宅。そして毒父も一旦帰宅。一つの袋ラーメンを作って三人で食べた。働いていない私が多くもらえた。これって児童虐待になるのだろうか？自分の分を削ってまでくれた親を「袋ラーメンしか食べさせない非道な親」と言えるのだろうか？傍から見れば「酷い」と思うことでも、内情を見れば思いが変わることも多々あるのではないだろうか？
娘の小学校で役員決めでいつも揉めていた。専業主婦は「私たちは何度もやっているのに、仕事を持っている人がやらないのはおかしい」と息巻き、仕事を持つ母親はそれが苦痛で、話し合いもそこそこに退場してしまう。話し合いの場では何も役員決めだけではなく、子供たちの大切な話もあるのに。ある年の役員決めで私は決まらない最後の一名に挙手した。6年の卒業までの間、5回の委員会や役員を引き受けた。ある仕事を持つお母さんから声をかけられ「いつも申し訳ありません」と謝られた。「いやいやいやいや、社会で働くことで経済を回してくださることを背負ってくれているんだもの。だったら、その分、私は専業だから学校での仕事を受け持つからいいの」と笑った。どうして「専業」だの「仕事を持っている」だのと尻の皺ぐらいの細かいことで騒ぐのだろうか。子供の学校の役割を受けることが「損」のひとことで断じる親も私には理解できない。ただ、「PTA組織の業務を平等に割り振らなければいけない」という言葉の矛盾に気付かない親もどうかと思う。本部役員に入った時、上記の話が出て「仕事をしている人にも強制的に引き受けてもらいましょう」と言う親に「PTAって組織が実は任意団体であることを、まず本部の私たちが意識しないと」と言ったが、みんなは不思議そうな顔をしていた。本当にPTAが任意組織だと知らない人たちが本部で文句を言っていたのだ。様々な家庭がある。人に言えない事情もある場合もある。順番だから、一度もやってないからと、それを「ずるい・不平等」だと責めることにどんな意義があるのだろう。任意だから、相手と理解し合い、妥協点を探りながら、誰もが気軽に参加しやすい雰囲気を作るのが本部役員の役目だと力説したら、翌日から私個人への嫌がらせが始まった。PTA役員の広報誌に載せる本部役員の写真撮影のことを知らせず「このメンバーで頑張ってまぁーす！」のタイトルで私以外の者が満面の笑顔で広報誌に載っていたり、「お宅の娘、障害者なんでしょ？だったら私たちの学区よりも、そんな人が集まる学校の方がいいよ」と、障害児学級の併設された市内中学校のリストを嗤いながら手渡してきたりと、嫌がらせする方は、もうこちらが落胆する瞬間を待ちわびるように私の顔を覗き込む。幸か不幸か、自分は修羅場と言われることを何度も潜り抜けていたから、この程度でどうとも思わなかったし、私の落胆を望んでいた人たちには申し訳ないことをしたと思う。（笑）学校も友達も娘の味方だったから、私が耐えられたとも今は思う。こんな親たちも世間では「家庭的かつ学校でのPTA活動への理解も深い立派な親御さん」って言われてるんだから。あれらと同じ事を言ってやって「家庭的」といわれるのなら、私は「家庭に不向きな不適応者」と呼ばれても悔いはない。
いつも思うが、アメの運営の連中って昭和のかなり前で思考停止してんじゃないのか？橋幸夫も真っ青だわ。私の周りにいる年配者でも、今時の流れを汲み取ろうと頭の下がる思いをしている人がいるけどな。