部屋キレイ? ブログネタ:部屋キレイ?

娘は何でも自室にポイポイ物を放置する。亭主は何でも箱に詰めて自室へ並べ高く積む。私はPCのそばに娘の卒研の資料やら(ハードカバー30冊はあるか)消しゴムはんこの道具が放置してある。放置っていうか、私だけ部屋ないんだよね。収納場所がないってことは、必然的にモノがあふれだす訳で。ムカデ母は最初、嫌がらせ的に私の収納ボックスをリビングの隅に置くお願いを罵倒して禁止した。ボックスと言っても私の腰骨程の高さの小さなもので、その収納ボックスに最低限の自分の宝物を入れたいと思っていたんだけどね。
「収納ボックス!?この狭い部屋に置ける訳ない!考えたらわかるだろう?たく、面倒ばかり起こそうとして」
「いや、小さくてこのくらいで、ちょうどここが空いているからここに収まるくらいの……」
これがムカデ母の逆鱗に触れた。私の言うことに逆らうんじゃねぇよ!と恐ろしい形相で物置に行くとノコギリを手にして戻ってきた。次の瞬間、ムカデ母が使うこととなった私たちが運び入れた木製の椅子をゴリゴリと破壊し始めたのだ。
「あーあー、私の物が邪魔で何も置けないんだろう!?こんなものいるかっ!」
そう言いながら暫くすると椅子は原形をとどめない「たぶんこれって椅子だったのかな?」的物体になってしまった。以降、ムカデ母は食事時になると「椅子がないのよねぇ」と大声で言いながら、粗末な丸椅子を自室から運んできて、これで食事をとるようになった。ボックスも結局、置いてもらえることはなかった。自閉症児にどこかのスペースを間借りするもの無理であり、それどころか最後の砦であったテレビ台の下の引き出し部分を使わせてくれとアスペ亭主に要求したら
「そこはテレビや家電の説明書の保管場所だからダメ」
と、やっと収まった私の宝物のドラマSPの切り抜きファイルの撤去を申し渡された。説明書がない!と騒ぐことも多々あるので、こうして一か所にまとめることはいいとは思うが、僅かな私物の置き場所もなく彷徨う自分にとどめを刺す亭主は、やはり答えとしては正しいが、それを自分に置き換えたりして私の気持ちを考えることは出来ないらしい。以降、私はリビングに物を溢れ出させ始めた。もう、こうなると見せしめに近い行為だ。おかげで?リビングから私以外の人間は食事などが済むとみんな自室へ消えるようになった。寝るのもリビングで一人なので便利だけど、発熱や寝込むときは辛い、辛すぎる。堅気が楽しむ時間にリビングに布団を敷いて寝るなど許されないのだから。今は痴呆症の20歳猫の夜の世話もあるけれど、心置きなく眠れる部屋が欲しいな。あと、まっとうな話し相手か。アスペや自閉、性格異常のムカデ母はもういい。普通の会話ができる人とのんびり話がしたい。




さて、いつも素敵なブログで和ませてくださるsieniさんの植物記事に刺激を受けて、刺激を、刺激…ハエ取り草を買った。ムカデ母が常にバナナを買っておくので家は常にコバエが飛んでいる。あれこれ買ったりして虫退治もしたが、どうも効率が悪くコハエは減らない。そんな時に彼に(勝手に男に擬人化してる自分)出会った。
「お前、コバエを食ってくれるのか!?」
買って帰ってすぐさまかわいい鉢に入れ替えて(男なんだよなぁ??)やった。で、命名の儀式。
「蠅田草田男」くん、「蠅多ブン」くん…居並ぶ候補を蹴飛ばして決まったのが、平穏な名になった。
命名『草田 蠅男(くさだ はえお)』くん
放置しておけば勝手に虫を捕食するそうで、肥料もいらないそうだが、ところが草田くん、奥手なのかなかなかコバエを捕食できない。一週間近く彼は空腹のまま水だけを糧に生きている。ついに私はコバエを自分で捕獲して、それを草田くんに食わせるようになった。草田くんはコバエを貰うと、勢いよく口を閉める。
亭主や娘が新たなペットを欲しがっているが私は
「これ以上、口のあるものはいらない!」
と、言っていた。しかし、よく見ると草田くんって口がたくさんあるのね……心の癒し・心の友の草田くんは現在、すくすくと成長している。何とか大きくさせてムカデ母を食ってくれないかと密かに願ったりもしている。