ブログネタ：朝ドラ見てる？
参加中私は見てない 派！
少し前に自分の大好きな俳優さんが出ていて、小説関係の友人知人はこぞって朝ドラを見ていると言っていた。
何かのはずみで見ることもあって、その時は「わっ、やっぱカッコイイわぁ」と見惚れることもしばしばだった。しかし、私が朝・昼時間を割いてまでそれを見ることは最後までなかった。世間では某局の朝ドラが変わる度に大騒ぎするが、私は未だにそれについていくこともなければ、その気もさらさらない。元々、見る気が無かったところへ、決定的なことがあって、今では意地でも某局の朝ドラは見たくないと誓いさえしている。それは……
かなり前のことである。
某地で拳銃だか刃物を持った男が人質を取り立てこもった事件が起きた。相手は薬でおかしくなっているような話も出て、警察との話し合いの余地もない。朝から緊迫した状況がニュースとして刻々と伝えられる。各局（民放）は挙って中継をしていたが、何と某局だけが何事もないように朝ドラを放送し続けていたのだ。いや、アンタさぁ、今、大変なことが起きているんだけど……そう思っても、画面には泉○○子が映っていた。何でも放映予定がしっかりと決まっていて、そうそう放送を変更する訳にはいかないそうだ。民放で中継していたならいいじゃないかと言う者もいるが、某局の使命や受信料の徴収を考えれば、その言葉はあり得ないはずだった。
これって要は「この時間のこんなドラマを見ている人たちは、人命を左右する事件よりもドラマの方が大切で、それをぶった切ったりしたら何を言われるかわかんないからドラマ放送しますよ」ってことだろう。見る側がここまでコケにされていると思うと腹が立ってならなかった。以降、私はこの曲の朝ドラなるものを見ないし、精神的に拒否さえしている。見なくともこの年まで生きてこられたし、別段、話題に事欠くこともなくやってきた。頭を抱えてしまったのは、こうせざるを得なかったのは、視聴者と言われる者たちの「事件事故による放送中止による苦情の多さ」だと言うのだから、やり切れない。
昔、あさま山荘事件やオウムの強制捜査など様々な事件事故を私たちは「放送」というもので共有しあった。野次馬的思考もあっただろうが、皆が一緒にそれらを見守り様々なことを考え語り合ったりもした。しかし、今は人命よりも朝ドラで○ピン子の方が格段上なのだと視聴者側が求めてしまった。
昔と違い今は、有料放送も増えてテレビだけでも多種多様化している。けれどもテレビの本質はやはりリアルタイムでの事件事故の共有である。見たくはない自由もまた、尊重されるべきではあろうが、某局に関してはその文言は通用しないし、させてはいけないはずだ。
のんびりとした、普段の朝ばかりならば楽しいであろう朝ドラも、馬鹿製造機には成り下がって欲しくはないと思ってしまう自分がいる。
後でまた、更新します。
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