いま楽しみなこと ブログネタ:いま楽しみなこと 参加中
3月28日に娘に付き添い行くNEWSのコンサート。ついさっきアリーナ席確保のチケットが届いた。
娘が大ファンで今回で3回目のNEWSコンサート。ファンクラブ歴が浅い娘はいつもスタンドの一番上の席ばかりで、自力で歩くしかない私は前回、ついに不整脈の発作で倒れた。スタンドなら行けないと伝えてあったので、娘には済まないが一足先にVサイン!!
母は手越くんが可愛くて仕方ない。大きなことを言って勘違いされる時もあるみたいだが、彼は努力を重ね有言実行型だと思う。昔の「少年オカダ」を見ている気持ちになる時が多々ある。

対極の彼、岡田君は不言実行の人であり、彼もまた人目があろうがなかろうが、努力を惜しむことはない。
いい年の私がSPでダークスーツ姿の彼を見た時、もう人としての箍が外れてしまった。
「何なの、この美しすぎる生き物は!?」
以来、おばさんの生活は岡田君をテレビや雑誌等での追っかけへと激変した。所詮ジャニタレ相手に思いを寄せてもと、戸籍上の夫でもある亭主は、私の心を鷲掴みした岡田君を軽んじていたが、今では夫婦喧嘩した際の仲直りのアイテムとして、亭主は岡田君の出ている雑誌などを手に和解交渉を試みるようになった。

最初のV6のコンサート。もちろん、ファンクラブなど入ってなくて、受け取ったチケットはスタンドの割と奥。
私は娘を亭主に預け嬉々として会場に向かった。
スタンドの自分の席。あぁ、スタンドって本当に後ろで見えないんだな……
でも、亭主が稼ぎで行かせてくれたコンサート。相撲の取り組み直前の力士の様に私は紅潮した顔を叩いて気合を入れた。さぁ、来い!どんなに遠くともこの目に焼き付けるから!
あたりが暗くなり、会場をライトが流れる。ベースの利いた音が身体に刺さる。来る、来る、彼が来る!
遥か彼方の中央ステージを老眼の入った目を細くして私はひたすら見つめた。
と、その時、私の席の前の、人ひとりくらいが通れそうな通路にスポットライトが当たった。何してんだよ、中央に当てろよ。岡田だ、岡田!!
そう毒づいた次の瞬間、ライトが当たったその通路部分がせり上がり、何かが湧いて出て来た。それは、あっちにも、むこうにもとライトは光の筋を確かに六本描いていた。
そのうちの一本が目の前にあるんだが、何と私の目の前に沸いてきたのは岡田君だった!!!!!!!
きっと、生きている中であんなに絶叫したことは無かったし、これからもないと思う。
「何なの、この天使が人間に擬態した生物は!?天使の正体、バレバレやんか」
彼は美しかった。この世の何よりも、誰よりも美しかった。私は左の鼻の穴から一筋の鼻血を出した。それを手の甲で乱雑に拭き飛ばしながら私は声援を続けた。
彼らのコンサートは縦横無尽に会場を駆け巡る。スタンド席でも侮れない。本当に目の前まで来てくれるのだ。バス停だってあんなに融通は利かないと私は思う。
その後、「HONEY BEAT」の曲になると彼は再び目の前にやって来た。
♪わらってぇ~わらってぇ~わらってぇ~♪
目の前でそう歌われ、目さえ合ってしまった(気がした)。だめ、アンタが眩し過ぎてオバサンは笑えないよ。次の瞬間、今度は右の鼻から鼻血が流れて来た。
結果的にメンバー六人、全てが素晴らしいエンターテイメントだと知った私はすぐにファンクラブに入った。
次に行く時、娘も行きたいと言いだし、思い切って連れて行ったが大人に交じって小学生の娘がピョンピョンとジャンプしながら応援をして、長野君だけが何度も娘の存在に気づき、手を振り指を指し笑顔を振りまいてくれた。その日から、娘は長野君ファンとなった。
他にも娘の同伴で関ジャニ∞にも行ったが、こちらは会場でクラスメートや担任家族にまで遭遇した。

絶叫しながらこの世の憂さを晴らす。
私や娘にとってコンサートは最高の楽しみである。やだ、年齢的に次回は鼻血よりも尿漏れに気を使わなければならないと思う。(会場、若者ばっかなのね)

【追記】
    鼻血の痕跡を残して会場から出た私を迎えに来た亭主が車で拾ってくれた。
    鼻血を見た亭主は私が会場で他のファンとつかみ合いの喧嘩をしたと思ったそうだ。
    あの場にいた先輩ファンの方々は優しかったです。