子供の学校を休ませて旅行に行くのはあり? ブログネタ:子供の学校を休ませて旅行に行くのはあり? 参加中

私はあり 派!

娘が小学校1年の時のこと。ひどい熱を出して楽しみにしていた学校行事を休んだ。
地元動物園へ行くことになっていたので、娘はかなり落ち込んでいた。
元気になって復学した際に
「お母さんと一緒に動物園に行く?」
と訊くと、娘は大きく頷いた。その頷きは地元札幌の円山動物園だと思っていようだ。
「円山なんていつも家族で行ってるし、今更お母さんと行ってもつまらないじゃん。コアラ、コアラ見に行くぞ!」
私は娘を連れて大阪は天王寺動物園へと三泊四日の旅に出た。
旅費は亭主が所持していたマイレージを吐きださせたので、かなり助かった。

だが、学校を休んでまで行く側にも、行うべき責任は果たさなければならないと思う。
私は娘に勉強の遅れは許さないといい、各教科のドリル5冊プラス私手作りの問題集を大学ノート3冊分をやらせてそれを校長と担任に見せて同意を得た。思い出作りも大切だとはおもうけれど、例え小学生であっても、学生たる娘の本分は勉強でありそれをおろそかにしてまでの思い出など私にとっては笑止千万。
「資金源となるお父さんもしっかり働いてくれているから行ける。
 あんたもやることはしっかりとやって、義務を果たしてから権利なり主義主張をしろ」
と教え込んだので、娘は今もその点ではぬかりはない。

ふたりで計画を立て、時に思わぬ出来事や楽しさから予定変更したりと、机上では学べないことを私たちは学んだ。旅人にどこまでも優しかった京都・大阪の方たちの恩を私たちは今も忘れない。

ただ……
見学学習と称して某警察本部に行った時、「何でも訊いてくださいね」と笑顔で付き添ってくれた職員(女性警察官だろうか?)に娘が真剣に
「取調室ではかつ丼が食べられるのか?ここではどこのカツ丼を注文しているのか?」
「何年か前にひいばあちゃんが死んで、親戚の車で病院から葬儀場まで運んだけれど、もしもお母さんが死んだらウチの車の助手席に乗せてもいいのか?死んでいるんだから、シートベルトはしなくてもいいのではないか?」
と、思い切った質問をぶつけ続けてくれて母である私は穴があったら娘を埋めてしまいたい衝動にかられた。
ちなみに答えだが、カツ丼に関しては取調室での飲食は一切、禁止されているのでカツ丼も天丼も牛丼もだめだそうだ。
死者の乗車に関しては、やはり「万が一の偶発的事故」が起きた際、シートベルトをしていないと、フロントガラスを突き抜けて誰かが巻き込まれ大怪我をしたり危ないので、着用すべきとの見解を頂いた。
けれども女性職員さんは
「大切なお母さんだから、やはり広い後部座席にお布団敷いてゆったりと寝かせて移動させてあげたいですね」
と言い、何と素晴らしい回答をと私は大いに感心をした。

数年後、娘は当時の内閣総理大臣の名の記された賞状を頂くために東京へ行くこととなったが、その際、思い切って一週間の休みを申し出た。
この際に学校に提出した家庭学習帳は大学ノート10冊分で、算数に至っては二次方程式や三平方の定理の問題だった。(家庭で教えて小学五年で数学検定3級まで取得した)

自分のやるべきことをしっかりとやり、学校などから賛同を得られる努力をして認められるのであれば、私は賛成である。



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