無職の叔父 おい仲達!お前の言う通りに投資したら当たりまくったぞ!天才だな、好きなもん買ってやるぞ!
仲達(7歳) 1割くれたらそれでいい。落ちる株もあるから、この通りに買って。
無職の叔父 可愛げのないガキだな。まぁいい、お前のお陰でもう働かなくても食っていけるぜ!
仲達 下手な買い方をせず、節約すればね。
仲達 (あいつ、使うな)
男の子 何だあいつきったない、野良犬じゃねぇの?
毒吐(7歳) …
男の子 おい、エサやるぞ、ワンと
毒吐 黙れ
男の子 あ?
仲達 止めとけ、そいつ強いぞ。お前ら百人いても敵わない。
男の子 仲達!おい、みんな行こうぜ。
毒吐 お前が神童なんて言われる仲達か?
仲達 そんなこともあったかな。それよりお前は強いな。でもただ暴れたら捕まって終わりだ。
毒吐 俺には親はない、お前のような頭もない。
仲達 なら、私と組め。私の頭と、お前の武力、だいぶマシになるだろう。
毒吐 …ふん
…
10年後
毒吐 俺には確かに武才があるのだろう。しかし最強にはなれない。ガラードナイツの訓練場へ出稽古に行って分かった。
仲達 いや、お前凄いよ。あの人はガラードナイツで上位の強者だ。
毒吐 ガラード将軍を100としたら、相手は30もない。つまりガラード将軍の足下にも俺は及ばないんだ!闘神ジョーカーは17歳で王国最強の騎士と五分だったのに!
仲達(比較対象がおかしい)
毒吐 俺は最強になれないなら、お前の知略に賭ける。お前は王国一の知将にも負けないだろう。
仲達 うん、多分ね。
毒吐 俺は平民ですらない、王国の騎士にはなれない。半端な武力でしがない傭兵にしかなれない!ならば仲達、お前に俺の剣を捧げる。
仲達 お前…仕官したかったのか…わかった。仲達軍団最強の剣士として雇ってやろう。
無職の叔父 仲達…ごほっごほっ!凄いなお前…愚連隊も失業者も前科持ちも、お前が頭なら有能な働き手じゃないか…ごほっ!
仲達 そりゃどうも。
叔父 俺はそろそろダメだ…酒のやり過ぎだ…
仲達 別荘を用意した、食料は届ける。静かに余生を送ると良い。
叔父 すまんなぁ仲達…
仲達 お互い様だ。幼かった頃に叔父さんが名義を貸してくれたから稼げた。
ギャラクシー 仲達!
仲達 よう
ギャラクシー ライブするわ、今日のステージに飛び入りよ。
仲達 で、チケットの押し売りか?
ギャラクシー わざわざ届けてあげたんだから、感謝しなさい。2枚ね。
仲達 ほい。
酒場のステージ
仲達 おい、最前列空いてるぞ!
毒吐 前座はガラガラだから当たり前だ。
ギャラクシーの1人サニソン