結局、カルトって、何が問題なの?

カルト信仰の本質。

人間の【認知の未熟さ】を利用して、心を支配し、命を奪うこと。

命とは、時間とお金。

ある意味で、催眠商法と似ている。

この宇宙の真実や人間の真実について、すべてを熟知して、それを言葉や絵画など、完璧に表現できる人間は、今のところ、ボクは見たことがない。

おそらくいないと思う。

時空を問わず様々な人間たちが、いろいろと表現してきたけど、

それらは、本当に真実かどうかは誰にも証明できない。

仮に証明されたとして、その論文を読んだとして、それが理解できる人間なんてこの世にいるのだろうか?

かと言って、その人が、そうだと主張している以上は、否定もできない。

今の人間は、そういう【認知の未熟さ】を持っている。

そこへ、【カリスマ的】な人間が現れて、確信があるような強い言葉で語りかけると、心が弱い人は、

それはそうかもしれない、、、

と思うようになる。

カルトの指導者は、そういう【認知の未熟】な、心の弱い人間を集めて、だんだんと組織化していく。

心が弱い人間は、自分に自信がないから、周りばかり気にしている。

カルトの集会で、何人か自分以外の人間を見せられると、

これって本当かもしれない、、

だってこんなに他の人も信じているんだから、、、

と思うようになる。

今度は大人数の大会なんかに参加させられて、最初は、どうなんだろ?と思っていても、大会で大人数が大声で叫んでいるのを体験してしまうと、

これって、スゴイかもしれない、、

と思うようになる。

【信仰の確信とは?】

組織内の信者たちにも、その確信については濃淡はあるが、確信の薄い人も、確信が濃いと【錯覚】している人に感化されて、次第に確信が濃いと【錯覚】していく。

しかしここが肝心なところですが、

確信が濃いとか薄いとかの基準も、結局は客観的なものは何もない。

なので、目に見えてわかりやすい

【お金】

の大きさで判断するしかない。

しかしカルト組織の【上層部】は、表面的には、

「信仰は、お金の大きさではない。心です。」

と言いながら、組織の【末端】では、

お金。お金。お金。お金。
お金。お金。お金。お金。
お金。お金。お金。お金。

と言っている。

だから、カルトの金銭問題が実在する。

ここでカルトの【上層部】は、

ウチはそんなことは言っていない。

という。しかし現実に、金銭問題があると言うことは、上層部は【見てみぬふり】【わかってやってる】【末端にやらせている】ということ。


つまり、最初から【二枚舌】。

心の弱い人は、この【二枚舌】を見抜けない。

確信がある人は、この【二枚舌】に快感を感じている。これぞカルトの真骨頂。



「オレたちは表ではおとなしい顔してるけど、実は、、ふっふっふっふっ、、、」



こうやって、カルトの破壊的な空気・思想は作られていく。


しかしカルト【上層部】は、こう主張するでしょう。

「大の大人が、自分の意思でやっているんです。」と。

つまりカルトは、心の弱い人間を利用している。

心の弱い人間は、大きい組織や、強い言葉の指導者になびいて、

あたかも自分の心が強くなった錯覚を感じることができる。

心は弱くても、お金がある人は、お金を寄付すれば、なんだか、確信が高まったかのような【錯覚】におちいることができる。

お金がない人も、日々の生活を節約して、ようやく貯めた数万円を、寄付すれば、確信が高まった【気分】になれる。

貧乏な人が生活を節約しながら1万2万のお金を寄付してるんだから、金のある人は、100や200は払えるだろう。ウチなんか、建物全体が会館だ!どうだ!

という【気分】にさせられる。

金がある人は、
貧乏な人が爪に火を灯しながら1万2万出しているんだから、ウチはカネがないわけではないので、ある分は出そうか、、、貧乏人のてまえ、、、

となる。

そうやって、組織内で、

「ある金、全部出せ!」

的な空気が醸成されていく。

そうやって、組織全体で、

金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金 金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金∞

となっていく。

これがカルトの金銭問題。

しかし問題はここから。


【カルトの本当の問題とは?】