もうきっと、おぼえていなくても。

もうすぐ、私の大事な人の誕生日がきます。

とってもながく生きているその人は今は過去の世界にいるようです。
今は話しても認識されないようなので。

私の誇りでした。
私じゃ出来ないことができて。
誰も知らない世界にお嫁にきて。
厳しい戦後も家族とともに生き抜いてきた。

私を、姉妹を可愛がってくれて。
なにもお返しできてない。

幸せな時代に戻ってるのかもしれない。

けれど、

私は何故、もっと話しておかなかったのか。
できることがあったはずなのに
たくさんの後悔を抱えています。

あと残りの日々はただ、愛するだけだなって思います。

歳を重ねる事の大変さを感じました。