今日は、熱でぐらぐらの頭を抱えて戻ってきた群青です。


それでも、本屋には寄った。


よって、ヤマシタトモコさんの本を買ってきました。


『モー・サム・スティング』



ヤマシタさんの本って、すごい痛い設定がおおいのだけど。


今回もある意味、痛かった。





恋愛は一方通行だったり、トラウマがあったり、殺されそうになったり。


死にたがりの弁護士に、そいつが好きなやくざ。そのやくざが好きなやくざ。


やくざの可愛い姪っ子は、やくざのことが好きなやくざに追われてるし。


どないやねん!!ってつっこみ入れたくなる。


女子高生の『わたしは生きたいのに』って這い上がるみたいに生きるって意志が伝わってくるのが。


ヤマシタさんのすごいとこだなぁ。



この人の本は大半読んでるけど、王子様が現れてめでたしめでたしなんてならないから好き。


BLでも、ノーマルでも幸せかどうかなんて、本人たちの尺度だし、価値観はちがうのだから。


本人たちが幸せなら、幸せなんだろ的な。





作中に死にたがる男がいるのだけど。


まあ、この人の場合痛くするのが好きな人で、性癖の一つだと思われるのだけど。


死にたがるってことは、自分でもわからない衝動なのかなぁとかも思う。






ここからは、自分の話だけど。


私は、小学2年の時に、初めて死にたいと思った。


まだまだ、無邪気に過ごす年代なのに、周囲と上手くやっていけなくて。


こんな人生なら辞めてしまったほうがいいなんて思いつめた。



一度、川に流れてみたけど、意外と流されなくて川底に足もつくし寒いからやめようって家に帰ったら。


家族が出かけてて風邪ひくかと思った。



水難で亡くなっている人のことを考えれば、ただのふざけた小学生なのだけど。


子供心、必死に考えた結果だった。まだ、首吊りとか考えないだけましだね。



今、思えば結構寂しい子供だ。


親の愛情は受け取っていたけど、私自身がまるで橋の下の子供のような気持ちだったんだろう。



未だに家族はそんな気持ちで川に入ったとは知らないと思うけど。


それからも、強い挫折感を感じた時に形もなく消えたいなんて衝動がでて。


高いところから落ちてみようかとか、色々考えたけど。


この年まで生きてるのは。



やっぱり、生きたいのだろうと。



ときどき、衝動はやってくるのだけど。


そのたびに、まだこれもしていない。あの楽しみがある。


そんなことを考えて思いとどまる。



自分から死に追いやらなくても。


本当に、命を無くすときには、ちゃんと死神が命を刈り取りにくるのでしょうから。


まってりゃいいのですねと、最近は思う。




人間、感情もあるし欲もあるから、いろいろめんどくさいよね。



でも、欲があるから生きられるのかな。




作中、女子高生が生きるって何?って聞かれたときに



『ひたすら真面目に ずるをしないで全うした最期に とうとうわかるものだと思ってる』



って言葉がなんだか真理だなって思った。





そして、生きるためにもっとも大事なものは



『ラヴ』



そうだね、そうなんだよ。







さて、明日も仕事なので眠ります。


ここまで、たわごとを読んでくださった方ありがとうございました。



明日も、明後日も、明々後日も。


日々、何かを思いながら私は生きてるのだと思います。