さて、前回の続きです
【しかし、実際には
重度のいじめ、強烈ないじめを受けたなら
毎日の生活が、まるで地獄と化し
そして『もぅ死にたい…自殺したい…』と考える
100%、間違いなくそう思う
なぜ、そう言い切れるか
それは、ボクが実際に手ひどいいじめを受けていたからだ
小学校4年生あたりから、中学2年生まで
休み時間になると、廊下や教室で
3~4人のいじめっ子たちに、ビンタをされ、蹴られ
床を引きずり回され、ツバを吐きかけられ…
中学の時は、さらにきつくなり
黒板消しで顔面をバンバンたたかれ
バケツの水をかけられ
みぞおちを蹴られ息ができず、もだえ苦しみ
そんなボクを、彼らはゲラゲラ笑いながら見ている…悪魔のように見えた
通りがかった下級生が、ボクを見て笑う
あまりの屈辱に、涙が出る
誰も助けてはくれない…みんな見て見ぬふり
通りかかった先生も『やめとけよ~』と笑いながら言うだけ
これがほぼ毎日つづく
家に帰り、夜になる
明日もまた、やられるだろう…何回たたかれるだろう…
自分の部屋で、そう考える時
自殺が現実的なものとなるのです
ボクはたまたま、思いとどまることができましたが
思いとどまることが出来なかった若者たちは、命を絶ってしまいます
以前、ラジオ関西の【時間です!林編集長】という報道番組で
若者の自殺防止を考える、特別番組が放送されました
自殺問題に対する、国や自治体、教育機関などの施策や活動
若者の自殺を防止するために、一人一人が自覚すべきことなどが討論され
聴く者に、若者の自殺問題の重要性を認識させてくれる
非常に中身の濃い放送でしたが
しかし、出演された方々の多くは、重度のいじめを受けていないように思えた
なぜなら、いじめを受けて自殺を考えている若者たちは
実際にどのようないじめを受け
どのような悩みや苦しみをかかえ
どのような気持ちで日々、暮らしているのか…
これらの具体的な内容を説明する話が、ほとんど出なかったからです
ボクはもちろん話せますが、一般人なのでラジオには出れません
もし【時間です!林編集長】で
またこのような特番が放送される機会があれば
実際に重度のいじめを受けた経験のある、有識者の方も呼んでいただけたら
もっと実のある番組になると思います
ではでは