Remember The Name

PTP K が いなくなって、死んでしまって、
もう 一年半が経つ。

最後のアルバムになった geneもすごく大切だけど、

今になって、改めて、
Remember The Name の完成度に心打たれる。

もう、ずっと聞いてる。

歌詞を噛み締めながら、

曲作りの過程を想像しながら、

何十回も聞いてる。

流行りのスクリーモとは、音作りも違うし、アルバム全体での表現力も違う。

Kのカリスマ性が取り上げられるけど、

それはもちろんのこと、

やっぱり、kが認めたメンバーなんだよね。

彼からが作る音楽は、

綺麗事ではなかった。

後悔の歌、

誰のせいでもない敗北の歌、

逃げたくなるような現実に向き合った歌、

それはには決して作りごとのエンディングはない。

そのままを嘆き、泣く。

こういう向き合い方をして

音楽を作るのはすごく苦しい。

現実からの逃げ場が無いように、

音楽にも逃げ場が作れないから。

自分自身、

曲に思いを込めることで、

歌詞に思いを込めることで、

歌うことで、

名も付かぬ、狂いそうな感情を、

手懐けることができる。

でも、そこからもう一歩踏み込んで、

それを前提として、向き合う。

これは、本当に苦しい。

怖くて、

戦うことすらできないこともある。

そんな世界で戦い続けてきたのが、

Pay money To my Pain だと思う。

彼らをどうか、感じてみて下さい。

fyu Yoshihiro