大学病院デビューから約3週間、ようやく母斑の専門外来へ。
夫と3人、診察室の前で待っていると、ドアをがらりと開けて息子の名前を呼んでくれる男性が。この方が主治医となる母斑外来担当の先生でしたニコニコ

まずカルテを見ながら、今までの流れをさらっと確認。
そして私たちの仕事の状況、住まい、祖父母(私たちの両親)は元気か?などの質問。
さらに息子の発育状況などを聞いてから、実際に全身をチェックしつつ写真撮影。

ここまでは今までの診察とさほど変わりないものでしたが、一通り見終わったあとの先生の言葉で、私は涙が止まらなくなりました。

「お父さんお母さん、生まれて2ヶ月、ずいぶん不安だったと思いますが、大丈夫です。母斑に関してはリスクもいろいろあるけど、それは交通事故に遭うのと同じぐらいの確率だから気にしてても始まりません。僕が母斑を取って見た目をきれいにする方法を考えますから、お父さんお母さんはこの子を一生懸命かわいがって、ごく普通に育ててあげてください。この子が独り立ち、結婚して子どもを持つぐらいまで、僕とご両親とで一緒に子育て頑張りましょう。」

今書いてても泣けてきた。笑

そう、こういう力強い言葉をお医者さんから聞きたかったんです。ずっと。
だからもう泣けて泣けて、鼻水ズルズルになりましたぐすん
いい先生に出会えてよかった、と心底ほっとした瞬間でした。

そこからは何でも聞いてと言ってくれた先生に夫と代わる代わる質問をぶつけ、1時間ぐらいやり取りして、最初の手術の日取りも決めました!
この速さには驚きつつ、とにかく何かしてやりたかったので嬉しくてキラキラ鼻水ズルズルのまま(笑)、何度もお礼を言って診察室を後にしました。

以下が母斑外来で聞いた主な内容です。
・この病院では、母斑は全て取る方針。ただし、取っても100%悪性化を防げるものでもないので、最終的には親に任せる。
・まず1歳までにキュレッティング、それ以降エキスパンダー。キュレッティングは早ければ早いほどいい。
・キュレッティングの際に病理検査用の検体を採取する。
・今進められている新しい治療法の臨床試験(募集は終了)について簡単に説明。今後もし適した臨床試験があれば知らせる。