【日本語教師】導入 Vたことがあります | やりたいこといっぱい!

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読書、経営学、日本語教育学、お掃除風水、スピリチュアル系などなどに興味を持つ、2児の母が思いついたことをつづります。

導入シリーズ第1弾!

「Vたことがあります」

 

1度やってみたかった、「Vたことがありません」からの導入

 

T:日本の町はきれいですか?

S:きれいです!

T:みなさんの町もきれいですか?

(出身国で言わせていく)

(出身者がいない国を言って)

T:インドの町はきれいですか。

S:わかりません。

T:どうしてわかりませんか。

S:行きません・・・?

 行きませんでした・・・?

(自分の母語で言いたいことと、日本語の知識が合わないのを確認)

T:インドへ行ったことがありませんから。

 

↑勘のいい学生は納得した顔をする)

 

同じように、「Vたことがありません」が答えになるような質問を繰り出していく。

 

実際わたしがやったのは、

 

「この料理はおいしいですか?」←パワポでお国料理を映し出していく

その国の料理を知らない人に「おいしいですか?」

「わかりません。食べたことがありません」

 

これで結構つかめたな。今日は。

 

★つまづきポイント★

①「ました」「ませんでした」との違いを明確に。

 「たことがあります」は経験の有無

 「昨日」「先月」などの言葉とはいっしょに使えない

 

②どんなときに使うのか

 S:車の運転をしたことがありますか。

 いい文ではない

 もっと珍しい体験に使う

 

これら、つまづきポイントをたかだか2か月弱の学習者に説明する。

使える語彙はわずか。

 

語学に強い学習者たちにはこの導入イケる。