あなたはいくつFX口座をお持ち?
まさかひとつってことはないわよね。
投資の格言で『ひとつのカゴに卵を盛るな』というのがあるわ。
それは株であれば、ひとつの銘柄ばかりを買うなってことだし、投資信託であれば同じような内容の投信を買うなってこと。
それと同じで、FXの場合はひとつの通貨だけを買ったり売ったりするんじゃなくて、他の通貨にも分散しなさいってことね。
ああ、もちろん両建てとは違うのよ。
たいてい両建てをするのは、思惑が外れたから慌てて逆のポジションを取る場合が多いんじゃないかしら。
戦略としてならいいけれど。
でも『下手な両建て、ナンピンに似て』ともいうしね。
両建ては難しいわね。
まぁ両建てについては、またの機会にお話するとして、今は『ひとつのカゴ』について。
通貨を分散するというのは当然だけど、FXの口座も分散した方がいい。
そんなの面倒?
いろいろな会社の管理画面にログインするのは手間?
よく考えて。
あなたの大切なお金の話をしているのよ。
面倒だとか手間だとか、そんなことを言っていていいのかしら。
自分の体が病気になったとして、「面倒だから」「手間だから」「時間がないから」「忙しいから」って何もしない?
その病気が悪性のガンだったりしたらどうするの?
あなたは生きられるチャンスがあるというのに、みすみす見逃して死んでいくつもり?
大切なものを守るためには「面倒」「手間」という言葉は、頭からなくしてちょうだい。
FXの口座もそう。
複数の口座を持つことは、『たくさんのカゴに盛る』のと同じこと。
まず考えられるのは、FX会社が倒産してしまったときのリスク。
現在の状況で会社の倒産というものが、ありえない話じゃないということはあなたもおわかりね。
実際にFX会社が倒産して、預けていた証拠金が全額は戻らなかったということもあるの。
いまではそんなにひどい会社はないようだけど、以前はなんともいい加減な資金管理をしていた会社があって、FX会社の資産と顧客の資産が一緒にされていたとか。
なんとも恐ろしい話ね。
もちろん信託保全がされている会社を選ぶべきだし。
『信託保全』
わからなかったあなたは、調べた?
そう、信託保全というのは顧客の資産を信託銀行に信託するってこと。
FX取引会社が万が一、倒産ってことになったとしても、信託銀行からを通じて預けていた資金が返却されるというということよ。
それがきちんとされている会社のほうが、安心だということはわかるわね。
まさかチェックしたことがないとか?
もしそうなら呆れたお話。
何度も言うようだけど、あなたの大切なお金よ。
しっかりしてちょうだいね。
ずいぶんと長くお話してしまったわ。
FXの口座を複数もつ意味はまだあるんだけど…それはまた次の機会にお話することとしましょう。