初めてトレーディングしたとき、インジケーターの使用方法についてまったく知りませんでした。価格チャートを眺めるだけで、勘の鋭いトレーダーのように市場を雰囲気で「感じ取ろう」としました。当然ながら、何も得られませんでした。

その後、インジケーターについて学んで適切に駆使する方法を知ったら、戦略をバックテストできるようになりました。そのときに僕のトレーディングが本格的に改善されました。

最近、気になることがありました。インジケーターなしでもトレーディングで儲けることはできるのか?さっそく実証してみることにしました。1ヶ月ほどRSI、移動平均、ボリンジャーバンドなどのインジケーターを一切使用せずにトレーディングに実践しました。頼りにしたのは価格の生の動向だけです。

結果として、利益が30〜40%減少しました。詳細はこれから解説します。

 

 

インジケーターなしでトレーディング(数年前)

ほとんどの初心者と同様に、インジケーターの役割が知らなかったため、使用せずにトレーディングを開始しました。チャートを見るだけで「チャンスを発見」できると思っていました。

僕は「勘」、ランダムな支持線や抵抗線、十分に理解していなかった価格の動きに頼って取引を実践しようとしました。構想、実質的な戦略、手法の効果を測定するすべはありませんでした。

 

当然ながら、資金が減る一方でした。

その後、僕はインジケーターについてようやく知りました。RSI、MACD、移動平均、フィボナッチ・リトレースメントなどを試してみたのです。フォレックステスターオンライン使用してバックテストも開始し、自分に合った手法を発見するまで様々な戦略をテストしました。

適切なインジケーターを活用して徹底的にテストした計画を持つと、僕のトレーディング結果は大幅に改善されました。賢明で一貫性のある意思決定ができ、効果がある手法とそうでない手法を区別できるようになりました。

 

 

インジケーターを使用しない実験

最近の話に戻ります。テクニカル分析とファンダメンタル分析の組み合わせを使用し、数年も利益をもたらすトレーディングを継続しています。しかし、すべてのインジケーターを取り除いて価格動向だけでトレーディングしたらどうなるのか、試してみました。

リールはシンプルです。


❌ インジケーターなし
❌ 移動平均なし
❌ オシレーターなし
✅ 使用するものは生の価格チャート、支持線・抵抗線、トレンドラインだけです。

 

※もちろん、トレーディングシミュレーターを使用して実際の資金をかけずに実験します。

「今まで培った経験で対処できるかも知れない。思うほどインジケーターが不要かも知れない」と思い込みました。

その考えは間違っていました。

 

事実 - やみくもにトレーディング

最初の週は問題ありませんでした。トレンド構造、支持線と抵抗線、ローソク足パターンなどの基本的な価格動向のコンセプトをまだ使用していました。しかし、市場条件が変化した途端、状況が一変して難しくなりました。

問題1 – 確認が不十分

 

RSIやMACDなどのインジケーターは、あるトレンドが失調し始めるタイミングを確認する目安になります。このようなインジケーターがなかったため、ブレイクアウトの強弱を客観的に判別するすべがありませんでした。

「ブレイクアウトがうまく行って、価格がすぐにリバースするだろう」と思いつつ、トレーディングにエントリーしたときが2回以上ありました。RSIのようなインジケーターを使用していれば、市場がすでにオーバーボート状態だったことに気づいていたでしょう。

 

問題2– 感情によるトレーディング

 

インジケーターがなかったため、トレーディングは主観に基づいて行われました。明確なシグナルに頼らず、自分の判断を後になって評価しました。これは本当に強いトレンドだったのだろうか?今すぐエントリーするべきか?それとも待つべきか?

ためらうことで何件ものトレーディングで損失が生じました。

問題3 – ずさんなリスク管理

通常、僕はATR(真の値幅平均)のようなインジケーターを使用してボラティリティに基づく本格的なストップロスを設定します。それがなかったため、ストップをかけるタイミングを推測しました。その結果、早過ぎるまたは遅過ぎるストップが生じました。
 

結果 – 収益性が30〜40%低下した

 

月末の時点、通常のパフォーマンスより大幅に悪化する結果になりました。

 

📉 勝率が約15%低下した
📉 収益性が30〜40%低下した
📉 ストップロスのタイミングが甘かったため、ストップロスが発動するトレーディングが多かった

収益性が0ではなくても、トレーディングの効率と一貫性が低下し、精神的にも余裕がありませんでした。

 

 

結論 – インジケーターは重要(正しく活用でき場合)

 

この実験では、僕がすでに知っていたことが裏付けられました。インジケーターはトレーディングの負担を軽減し、構造化させ、予想しやすくします。

「インジケーターなんか役に立たない!価格動向でトレーディングすればいい!」と言うトレーダーもいますが、そんなのはノンセンスです。もちろん、やみくもにインジケーターを使用しても意味はありません。適切な分析とバックテストと組み合わせると、かなり有利になります。

 

🔹 RSIとMACD リバーストレンドと動向の変化を見つけるために便利です。
🔹 移動平均 トレンド方向とキーレベルの特定に使用できます。
🔹 ATR ボラティリティに基づくストップロスを設定するために不可欠。

どのインジケーターをどんなタイミングで活用することを理解することが秘訣です。

振り返り – トレーディングする前にバックテストで練習すること

 

この実験を僕のトレーディング経験の早い段階で実践していたら、「インジケーターなんてどうでもいい。価格動向のスキルを向上させるだけでいい」と思っていたに違いありません。でもバックテスト(フォレックステスターオンラインを使用して)によって様々な戦略をすでにテストしているため、自分のインジケーターベースの手法は断然と信頼性が高かったことを知っていました。

つまり、僕のアドバイスは次の通りです。

 

1️⃣ インジケーターを活用しよう。ただし、適切に使用すること 必ず勝利につながるシグナルではありませんが、情報に基づいた意思決定ができるようにします。
2️⃣ すべてをバックテストしよう 実際の資金をかける前に、過去データを使用して戦略をテストしましょう。バックテストでうまく行かなければ、実際のトレーディングでも通用しません。
3️⃣ 「勘」に頼ってトレーディングしないこと 明確でテストされた戦略を持つことは、一貫性のあるトレーディングを実現する唯一の方法です。

 

「インジケーターなしでもう一度トレーディングするの?」と思う方もいらっしゃるだろうと思いますが、多分しません。この実験では、いかにもインジケーターが僕のトレーディング体験に価値をもたらしているか実証しているからです。

インジケーターを使用するかどうかまだ検討している場合、1週間ほど使用せずにトレーディングに実践してみてください。

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