【ドル円・日足チャート】
18日は米政府機関閉鎖懸念などからドルが軟調に推移しました。ドルとは対照的に米10年債利回りは2.6%台へ上昇しています。引き続き米長期金利の上昇に米ドルがついていけない展開となりました。
ドル円は111.48まで上昇後は110円台後半まで反落。ユーロドルは1.2165まで下落後は1.22台前半まで値を戻しています。ドル円は目先200日線がレジスタンス、ユーロドルは目先1.21がサポートラインになっています。
来週は日銀金融政策決定会合とECB理事会が予定されています。日銀は過去にも早期利上げに踏み切ったことがデフレを加速させてしまった経緯があります。テーパリングの議論が出てくる可能性はあるものの、今回の景気拡大局面中に利上げをすることは無さそうです。
国内の低金利超長期化は避けられず、過疎化・少子高齢化がダメ押しとなる地方銀行は、統廃合へ向かいながら徐々に役目を終えそうです。ECBは2019年あたりにマイナス金利解除の議論が活発になりそうです。
19日の日経平均は、前日まで200円近く下げただけに押し目買いが先行し前日の米SOX(フィラデルフィア半導体指数)上昇を受けた海外投資家からの半導体関連株の買いに一時上げ幅を100円超と広げるも、週末を控え利益確定売りに押され、結局、前日比44円高の23808円と反発して取引を終えています。
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