ユーロ上昇!→ECB議事録要旨「今年初めにフォワードガイダンス変更」 | タッチの投資戦略

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【ユーロドル・1時間足チャート】

 

11日はユーロ高+ドル安となりました。ECB議事録要旨によると、12月ECB理事会にて「今年初めにフォワードガイダンス変更の可能性がある」と指摘していたことが判明。

 

これを受けてユーロが急騰。代わりにドルが下落し、ドルインデックスは91ポイント台へ。2018年は金融引き締めがテーマとなる可能性大です。賃金・インフレ動向と、主要国の金融政策に注目です。

 

FRBは年3回の利上げを加速できるか、予定通り3回となるのか、それとも3回以下となってしまうのか?ECBはどの程度強気(タカ派)にテーパリングを示唆していくのか。日銀は総裁人事を含め、出口戦略が議論されるのか?

 

原油価格の上昇が続いており、総合やコアCPIは上がり易い環境です。今晩は米12月消費者物価指数、米12月小売売上高が発表されます。いずれも現在の市場テーマに関係する重要な指標となります。

 

米国ではJPモルガンチェースなど金融大手の決算にも注目が集まっています。北朝鮮情勢に関しては、今後2度と核・ミサイル発射実験を行わないなら、沈静化(対話)へ向かうのではないかと考えられます。

 

もしも核・ミサイル発射実験を強硬するようなことがあれば、対話の道は閉ざされそうです。

 

12日の日経平均株価は、前日の米株式相場の最高値更新にも1ドル=111円台前半の円高を受けた企業の輸出採算悪化懸念から輸出主力株中心に利益確定売りが出て一時下げ幅を122円安の23588円まで広げたものの、下値では押し目買いが優勢となり、結局、前日比56円安の23653円と3日続落で取引を終えています。