週間マーケット展望(予想) 2017年5月29日~6月2日 | タッチの投資戦略

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【ドル円・週足チャート】

 

前週は、世界的な株高や原油価格の上昇が続いたことを受けて、ドル円・クロス円は底堅く推移したものの、トランプ米大統領のロシアゲート疑惑問題などもありドルがやや上値の重たい状態が続き足を引っ張るかたちになりました。

 

そして、注目された米FOMC議事録の公表(5/2-3日開催分)では、追加利上げや資産規模の縮小を穏やかなペースで進めるとの見方が広がったことで、FRBの慎重姿勢が示されることとなりドルは軟調な動きとなりました。ただ、下値に関しても限定的でした。

 

また、OPEC加盟国、非加盟国が減産延長9か月で合意したものの、予想以上にならなかったことと期待先行で買われていたWTI原油先物価格は大幅に下落することになりました。米国株などは影響がなかったものの、為替市場では資源国通貨を中心に大半の通貨が円に対して軟調な動きとなりました。ただ、こちらに関しても下値は限定的でした。

 

来週は、週末に米国の雇用統計の発表が予定されており、結果に注目が集まりそうです。6月13日-14日FOMCでの追加利上げ期待は依然として高いものの、先日発表されたFOMC議事録で、最近の弱含みの経済指標が一時的かどうかの証拠を待つのが賢明としたことで、次回のFOMCまでの主要な米経済指標の結果が注目されています。

 

そして、米大統領選におけるトランプ陣営とロシアの共謀疑惑に関連し延期されていたコミー前FBI長官の議会証言が再度行われる可能性もあり、その発言内容次第では、ドルが大きく動く要因となることもあるでしょう。

 

また、英国では来週の総選挙を控えて世論調査の結果を受けて思惑が交錯することが予想されます。特に欧州通貨中心の値動きには注意が必要です。あと週明けは英国、米国が祝日で各市場が休場となります。基本的には閑散相場になる可能性が高いのですが、急な値動きには注意しておくべきでしょう。

 

【保有中のスイングトレード用ポジション】

05/17 ドル円112.33買い→ホールド

05/17 ドル円112.34買い→ホールド

05/18 ドル円111.00買い→ホールド

05/18 ドル円110.53買い→ホールド