【ドル円・日足チャート】
24日のは216ドル大幅高。ナスダックは史上最高値を更新しています。本日は北朝鮮で朝鮮人民軍創設85周年記念式典が開催され、6回目の核実験やミサイル発射への警戒感が高まっています。市場は北朝鮮情勢の地政学的リスクを無視している格好で、当面は中国からの圧力強化という段階だと見られているようです。仮に北朝鮮が核実験やミサイル発射を行ったとしても、何らかの制裁強化にとどまりそうな雰囲気ですが、このように全く無警戒な市場に対して予想外に早い段階で軍事衝突が起きてしまうと、急激な株安+円高が発生するのではないかと思います。この問題が収束に向かうまでは、出来る限り小さめのポジションで売買する方がよさそうですね。
明日26日には米トランプ大統領から税制改革が発表されます。まずは内容と市場の反応に注目ですが、今後は財政と実効性が問われる段階に入っていくと思われます。過去3年間は株安=俗に言う「sell in may」は起きていません。偏り過ぎたポジションの調整程度にとどまっております。今年はリスク要因が燻っている中で、どのように出るのでしょうか？個人的には北朝鮮次第で久しぶりに大荒れになる可能性もあるのではないかと思っております。今年2017年度は、「○○ショック」なるものが一度も起きていません。過去の例を見ても夏頃までに一度はショックが起きてもおかしくないのではないでしょうか？
本日東京時間の日経平均株価は、警戒されていた北朝鮮による軍事挑発が伝わらず、地政学的リスクが後退して投資家の心理が改善。また、1ドル=110円台への円安も買い安心感に繋がり上げ幅を200円超まで広げ3週間ぶりに19000円台を回復、結局、さらに上値を伸ばし前日比203円高の19078円と大幅続伸で取引を終えています。
【保有中のスイングトレード用ポジション】
・なし