タッチの投資戦略

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【ユーロドル・週足チャート】

 

今週(6月18日~22日)は、先週発表されたFRB、ECB、日銀の金融政策の結果を消化していく一週間となりそうです。

 

FRBが年内あと2回の利上げを示唆し、アルゼンチン・ペソ安やトルコ・リラ安が再燃しています。アルゼンチン・ペソに関しては1ドル28ペソを突破→史上最安値を更新しました。ストゥルゼネゲル中央銀行総裁が辞任、後任にはカプト金融相が指名されIMFの融資を使って、為替介入の構えを見せています。

トルコでは24日に大統領選挙が予定されています。エルドアン大統領再選なら、週明けからトルコ・リラが売り込まれる可能性があります。また、大統領選への思惑や警戒心から、今週中にも売りが加速するかもしれません。トルコ当局も通貨防衛に動いております。これが半年位危機が続けば効いてくると思われます。2019年以降はトルコ・リラの下落が止まり、横這いもしくは上昇に転じていくと予想しておきます。

 

その他では、22日(金)OPEC総会、21日(木)BOE金融政策に注目が集まります。主要通貨ペアではユーロドル相場に注目。14日の大陰線から1.15割れを目指すのか?それとも1.18を回復するのか?イベント自体は通過しているため、大きくは環境が変わるとは思われません。単純に値動きから地合いを探れば良さそうです。

 

 

【ユーロドル・週足チャート】

 

14日のECB理事会、ドラギ総裁記者会見では、資産買い入れプログラムを年内に終了することと、10-12月は月額150億ユーロへ減額することを発表。また、「金利は少なくとも2019年夏頃まで現行水準に留まる」と表明しました。

 

市場はこれに対し、ユーロ売りで反応。いよいよIMMユーロロングもユーロショートへ転換するかもしれませんね?

 

前日の米FOMCでは年内あと2回の利上げ示唆あり、ECBは現行のマイナス金利を来年夏頃まで据え置きとなれば、ユーロドルの上値は当面重そうですね。節目の1.5サポートラインを下抜けて過去のレンジに戻っていくのかに注目しています。

 

また、ドル高を受けてアルゼンチンなどを筆頭に新興国通貨不安が再燃しそうですね?

 

 

【ドル円・5分足チャート】

 

昨晩夜中に発表された、米連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通りにFF金利誘導目標が1.75-2.00%に引き上げられ、2018年通年の利上げ予測は3回から4回に上方修正され、パウエルFRB議長が来年から毎回のFOMC後に記者会見を行う意向を示したことで、市場はタカ派FOMCと受け止めドルが上昇。

 

しかしながら、「米国は中国に対する輸入関税を金曜日に公表予定」という報道が伝わるとドルは反落。

 

海外市場では、この米中通商問題がきっかけでポジション調整が進んでいると見られているものの、FOMCでのタカ派声明で下値は固いか。また、ドル円110円付近では本邦勢のドル買いや海外勢のドル買い興味も残っていると思われます。

 

本日はECB金融政策の発表が予定されています。量的緩和(QE)終了を議論するとの観測が高く、注目が集まっています。