金利スワップは、基本的に放置しておけば利益の出る投資方法です。
人民元(中国元・CNH=オフショア人民元)ならば、毎日プラスのスワップポイントが付いていますから、
毎日ちょっとずつ貯金が溜まっていくようなイメージです。
そこで、「同じ放置するなら外貨預金でいいじゃん?」っていう疑問が出てくると思います。
外貨預金なら預けておけば定期的に利息が入ってきますからね。
けれども、実際にはどうでしょうか。
外貨預金は金利スワップよりも有利な投資方法でしょうか。
ここでは、外貨預金よりもFXの金利スワップの方が賢い投資方法だということについて書きたいと思います。
まず外貨預金を見てみましょう。
人民元(オフショア人民元・CNH)の外貨預金を取り扱う銀行はいろいろありますが、今回はソニー銀行を例に出します。
普通預金だと年利0.3%、定期預金だと年利1.6%です。
ここでちょっと計算してみましょう。条件は、
- 元金:100万円
- 為替レート:1元=15.0円
- 金利:1.6%(定期・1年)
- 手数料:30銭(1人民元あたり片道・ソニー銀行・通常取引)
とします。レートは実際にはもちろん変動しますが、ここでは計算を簡単にするために固定します。
すると、1年後の人民元(CNH)定期預金の利益は、
100万円÷15.0(1元=15.0)×1.6%×15.0=16,000円
そして、手数料は
100万円÷15.0(1元=15.0円)×30銭(預入)=20,000円
つまり、手数料を引いた1年後の利益は
16,000円ー20,000円=-4,000円
となります。
なんと利益が出るどころか元本割れ。預けるだけで損してしまいます。
これは、外貨預金の手数料が高いことと、金利が政策金利にくらべて遥かに低いためです。
手数料は銀行によってちがいますが、人民元(中国元)の場合、おおむね20~50銭です。
為替レートの変動によっても、損益は変わりますが、外貨預金の場合はこの手数料の影響がとても大きいのです。
手数料のかからないFXにくらべてかなり不利なことがわかります。
金利スワップで楽々稼ぐ
一方の金利スワップはどうでしょうか。
人民元(中国元・CNH)の金利スワップで利益が出る仕組みは、以前書きました。
(「金利スワップで利益が出る仕組みとは?」)
(「金利スワップで利益が出る仕組みとは?」)
いま中国の政策金利は6.00%で、日本は0.10%。金利差は5.90%です。
この金利差に基づいて、人民元と日本円の金利スワップでは毎日平均10.29円のスワップポイントが出ています。
同じように元本100万円として、レバレッジをかけずに計算してみると、
100万円÷15.0×10.29円×365日=25,039円
となり、1年後には2万5,000円の利益が出ます。4,000円の損が出た外貨預金とは雲泥の差です。
しかもFXは手数料が無料なので、利益が目減りすることもありません。
さらに、これに5倍のレバレッジをかけたとすれば、1年で12万5,000円を手にすることができるのです。
もちろん金利スワップも為替レート変動の影響は受けますし、人民元を買った時点よりレートが下がれば損が出ます。
けれども、手数料によって利益を削られる外貨預金に比べれば、はるかに有利な投資方法であることがわかると思います。
というわけで、同じ100万円を持っているのであれば、外貨預金ではなく金利スワップに投資した方が賢いのです。
金利スワップであれば、デイトレードのように頻繁にストレスのかかる売買をする必要はありません。
ずっとポジションを持ち続ければ、預金のような感覚で毎日スワップポイントが入ってくるので楽なのです。
まとまったお金を運用したいのならば、ぼくは迷わず金利スワップをおすすめします。
