2060年推計 8700万人


安倍政権は、人口減少問題や地方活性化に取り組む「地方創生」を最重要課題に掲げました。
日本は急速な少子高齢化で既に人口減少が始まっています。
このような国は世界でもまだ珍しく、経済縮小、国力低下が懸念されます。
止まらない東京圏への1極集中も相まって、地方衰退の危機感も大きいです。
地方創生が終点となる29日召集の臨時国会を前に、論点をまとめました。


Q,日本の人口はなぜ減っていくのですか。

A,現在の推計人口は約1億2700万人で、1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率は2013年で1,43です。
この水準が続くと、60年の人口は今より4000万人減少して約8700万人となり、65歳以上の高齢者が全人口の4割を占めるとの推計が出ています。


Q,人口の減少でどういう問題が起きますか。


A.働き手が減りモノやサービスを生産する力が落ちる上、国内でモノが売れなくなって経済が停滞し、国力低下が懸念されます。
年金など社会保障制度の現状維持も難しくなります。


今は現役世代2、3人で高齢者1人を支えている計算ですが、50年にはほぼ1人で高齢者1人を支えることになります。
政府は今年6月、少子化と人口減少を克服して50年後に1億人程度の人口を維持するとの目標を掲げました。


Q,人口は都市部に偏っているのですか。


A,地方から流出し、東京圏に日本の人口の3割近くが1極集中しています。
13年の東京圏への転入者は転出者を9万6524人上回りました。
特に若い人が進学や就職の際に都市部に転出しており、地方で働き口が少ないのが主な原因です。


一方で東京都は、13年の出生率が1.13と全国最低で、晩婚化が進み、未婚率も高く、少子化が特に深刻です。
さらに東京圏も急速な高齢化を迎えつつあり、人口問題は日本全体が立ち向かうべき課題と言えます。


Q.地方はどうなるのでしょうか。


A,有識者による「日本創成会議」は五月、地方から大都市への人口流出が今のまま続くと、全自治体の半数に当たる896市区町村で20、30代女性が30年間に半分以下になるとの試算が発表されました。
「自治体運営が難しくなり、将来消滅する可能性がある」と指摘し、反響を呼びました。


Q,政府はなぜ地方創生に力を入れているのですか。


A,アベノミクスによる景気回復の効果は都市部が中心で地方にはまだ波及していないと言われているからです。


政府は6月にまとめた成長戦略に「ローカル アベノミクス」の具体化を急ぐ方針を盛り込みました。
9月設置の「まち ひと しごと創生本部」は、東京1極集中を是正し、地方で安心して子育てできる環境を実現するとした基本方針を決めました。


これらは、10月の福島、11月の沖縄両県知事選、来春の統一地方選へと続く地方選向けのアピールとの指摘もあります。


安倍晋三首相は消費税10%への引き上げの難しい判断を年内にしなければなりません。
そのためにも地方創生で得点を挙げたい考えと見られます。


徳島県は5日、インターネット通販大手のアマゾンジャパン(東京)と「災害発生時における支援に関する協定」を結びました。


南海トラフ巨大地震など大規模な災害が発生した際、避難所に必要な物資の調達を、アマゾンの「ほしい物リスト」を利用して迅速に行うことが目的です。


東日本大震災で効果を発揮した仕組みで、アマゾンと自治体との協定は全国で初めてとなります。


「ほしい物リスト」サービスは、アマゾンで販売されている商品の中から自分が欲しい商品を登録する仕組みで、このサービスを災害時に応用し、避難所ごとに必要な物資と数量をリストに公開します。


そして支援したい人が物資を購入すると、数日で避難所に届けられます。
行政の用意する物資では賄えない避難所ごとの細かな需要に対応し、被災地が求める物資と送り手側のミスマッチの解消も期待できます。


県庁で締結式があり、アマゾンジャパンのジャスパー チャン社長が飯泉嘉門知事と協定書を交わしました。


チャン社長は、この仕組みで東日本大震災では約7千ヶ所の避難所や学校などに10万個以上の物資を届けたことを紹介しました。


ただ、災害発生からサービスの開始まで1ヶ月ほどかかったとし「タイムラグ(時間のずれ)をなくすため準備が大事。徳島県との取り組みを全国の他の自治体と連携する際のモデルケースとしたい」と述べました。


県は長期に渡る避難生活の質を向上させる方策として、必要な物資を必要な数だけ届けるアマゾンのサービスに注目し、2013年10月ごろから協定の締結を働きかけていました。
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安定株主


会社の実績や株価の変動にとらわれず、長期にわたって株式を保有する株主のこと。


同族企業のオーナー一族や取引先金融機関、親密な取引関係にある事業会社が一般的に安定株主になっています。



以遠権


航空協定で認められている国際航空運送上の権利の一つです。
協定を結んだ相手国と第三国との間で旅客や貨物を運送できる権益を指します。




委託保証金


委託証拠金ともいいます。
商品の清算取引、株式の信用取引、株価指数先物 オプション、債券先物、金融先物取引をするお客(委託者)が、証券会社などに納める証拠金のことです。
現金だけでなく、一定の有価証券なら代用として認められます。




移転価格税制


親会社と海外子会社など関連企業間の国際取引について、実際の取引価格ではなく、税務当局が適正と判断した価格に基づいて所得を計算、法人税の課税額を決める制度です。


国によって法人税率に高低があるのを利用、取引価格を操作して、税率の低い国に所得を移転し、企業グループ全体が納める税金を少なくしようとするケースが増えており、こうした課税逃れを防ぐのが目的です。





イールド スプレッド


金利から見た株価水準を測るモノサシの一つで、長期金利と株式益回りとの差を指します。


この差が通常より拡大すると、金利に対する株価の割高感が強まり、株価が下落することが多いと言われています。






インストアブランチ


スーパーなど小売業の店舗内に銀行、証券といった金融機関が開く小型の店舗内店舗です。


1997年に金融機関の出店規制が緩和され、壁やドアなどの仕切りを持たない店舗開設が可能になりました。
利便性が高いので、米国では97年に5000店に達しました。




インデックス ファンド


東証株価指数や日経平均株価、日経株価指数300など株価指数と連動するように組み入れ銘柄を選び、つねに市場平均並の運用成果をあげることを狙った投資信託のことです。


ファンドマネージャーが銘柄を選んで投資しても、株価指数を上回る利益率を上げるのが難しいことから人気化しました。


日本では1985年6月に国際証券が初めて発売し、投信以外、例えば年金の運用などでも指数連動運用をする物について、インデックス ファンドといいます。




インフラストラクチャー


社会的生産基盤のことです。
経済活動の基盤を形成する基礎的な施設のことです。
道路、河川、港湾、農業基盤、空港といった経済活動に密着した社会資本のことを指しますが、最近は学校や病院、公園と言った社会福祉、生活環境施設的な社会資本やコンピュータ関連の通信ネットワークなど「新社会資本」も含まれます。




エクイティ スワップ


固定金利の収入と株式の売買損益を交換する取引のことです。


例えば日経平均株価に連動する株式ポートフォリオ100億円を保有する投資家が証券会社に「1年後の日経平均の収益」を支払う代わりに、証券会社は年2%の固定金利を支払うという取引があります。




エクストラネット


複数の企業がインターネット上で商品やサービスを取引したり、ビジネス情報を交換するシステムです。


「エクストラ」とは企業の外部を意味します。社内情報システムの外にいる取引企業や提携企業と基幹情報を交換、効率的に連携する仕組みとして普及し始めています。


インターネットを経由する部分や社内システムへの接続を認める部分で、暗号技術などを駆使して安全性を確保することが大前提となります。