今期営業益予想2000億円、「保守的な数字ではない」=池ホンダ取締役
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| 6月28日、ホンダの池史彦取締役専務執行役員は、同社が今月14日に発表した今期の連結営業利益予想2000億円について「保守的な数字ではない」との認識を示した。写真は同社ロゴ。昨年3月撮影(2011年 ロイター/Valentin Flauraud) |
同社が示した利益水準は市場関係者から保守的と見られている。ホンダは前期に比べて円高が910億円、原材料価格の上昇が800億円のマイナス要因になるとしており、池取締役は「円高や原材料価格の上昇を考えると全然保守的ではない」と強調した。
トムソン・ロイター・エスティメーツによると、同社の今期業績見通し発表後の主要アナリスト10人の平均予測値は4012億円で、会社側予想はこれを大幅に下回っている。
池取締役はドル/円の為替レートが1ドル80円台で推移していることについて、自動車業界だけでなく、製造業全体が悲鳴を上げている述べ、財務を管理する立場として苦しい胸の内を明かした。また、原子力発電所の代替として火力発電所からの電力供給が検討されていることについて「日本は(燃料などの)資源を輸入しないといけない。『輸入のためには円高の方がいい』という計算がどこかで働いているのではないか」と述べた。
また、今期の研究開発費は5550億円とし、前年比で675億円増額することも営業利益が減少する要因になる。池取締役は「08年秋のリーマン・ショック以降(研究開発費を)抑え込みすぎた」とし、従前の水準に戻すだけとの考えを示した。その上で「二酸化炭素(CO2)削減や低燃費などの技術をつきつめていく」と語った。
日産自動車<7201.T>が27日発表した新中期経営計画の中で高級車「インフィニティ」ブランドのラインアップを拡充し、16年までに世界の高級車市場で10%のシェア獲得する目標を掲げたが、池取締役はホンダも高級車「アキュラ」ブランドについて「複数のモデルを開発している」ことを明かした。ホンダはアキュラブランドを北米と中国で販売しているが、「世界展開するつもりはない」(池取締役)としている。
28日、ホンダは小型車「フィット」のワゴンタイプ「フィットシャトル」の受注台数が約1万2000台となり、今月16日の発売から約2週間で月販販売計画(4000台)の3倍となったと発表した。受注のうち、ハイブリッド(HV)モデルが86%を占めた。池取締役は「人気が高いモデルだが(納車まで)1年は待たせることはない」と述べた。
(ロイターニュース 杉山健太郎)
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