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近年のデイトレード・ブーム、投資ブームは、証券会社と出版社が
組んで作った、仕組まれたブームなのではないかとさえ、黒岩ヒロト
は思っています。
ブームに乗せられた何万人もの個人投資家が、損を出して、相場を
去っていくのです。
投資で成功できる個人投資家は、全体から数えてほんの一割だと
いう統計はよくみかけます。
しかし、恐れないでください。裏を返せば、一部の投資家は勝てて
いる、ということです。
基本をしっかり学び、ステップアップしていけば、あなたも必ず、
私のように、投資に勝てるようになれます。
(余談ですが、「競馬の必勝法」という教材は、絶対に買わないで
おきましょう。
競馬には必勝法などは、ありません。競馬の場合、親はJRAになり
ますが、馬券を買った時点で、取り分の半分をJRAが持っていくの
です。はじめから負けるギャンブルをしている、ということに気づいて
ください。
「必勝法」など、あるわけがないのです。いつかは必ず負けるシステムに
なっているんです。勉強す るのがいやな人、経済が苦手な人は競馬に
走りやすいですが、悪いことは言わないのでレクリエーションの範疇に
留めたほうが身のためです。
競馬で生計を立て ているという人の話よりも、株で生計を立てている
人のほうが圧倒的に多いことから考えてもわかることでしょう)
では続きを話します。
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次の瞬間の株価。これは、上がるか下がるかの二択、50%である。
しかし相場に参加してポジションを持つ場合は、手数料、板、スリッ
ページ、スプレッドなどが複雑に関わってくるために、勝率は5割を
切る、つまり負ける確率のほうが高い、ということになります。
ですから、株式投資を丁半ゲームだと勘違いし、何も考えずにただ
漫然と買って、漫然と売ってを繰り返していたら、一瞬のまぐれ勝ち
が続いたとしても、大きい目で見れば資金がどんどん減っていくこと
になるわけです。
ですから、ここに、「相場分析」が必要になってくるわけです。
どんな賭け事でもそうですが、絶対に勝つのは、親です
(今、私は、株式投資のことを「賭け事」といいました。異論はあるで
しょうが、デイトレード・スイングトレードなどいわゆる短期投資は
ギャンブル性が非常に高いのでそう呼ばせていただきました)
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資金をたくさん持っている個人投資家?
いいえ。
仕手筋?
いいえ。
答えは、取引のたびに手数料を取る、証券会社です。
証券会社の勝率は、実に100%です。
個人投資家が買っても、負けても、証券会社には手数料が必ず入る
ため、勝率は100%になるわけです。
楽天証券、イートレード証券、外為どっとこむ…。星の数ほどの証券会社
がありますが、これらの会社が躍起になって、個人投資家に口座を開か
せようとする理由が、これでわかったと思います。
個人投資家が、自分の証券会社に、どんどん口座を開いて、どんどん
取引をしてくれれば、どんどん手数料が入り、どんどん会社が儲かる。
個人投資家が利益を出しても、個人投資家が損を出しても、日経平均が
上がろうが下がろうが、NYダウが暴落しようが中国市場が高騰しようが、
証券会社は損をせず、取引のたびにプラスの手数料を得るのです。
ネット証券が広がる以前は、株式投資といえば長期投資が主流でした。
一度株を買えば、持ち続ける。これが当たり前だったのです。
家にいながらマウスクリックひとつで注文を出して、その5分後に売る。
そんな芸当はムリだったのです。
昔は、証券会社に出向いての対面取引か、電話での取引でした。
そんな状態では、デイトレードなどできるわけがありません。
そのぶん、一回の取引手数料が高かったのです。
現在は、ネット証券の爆発的な広がりによって、個人投資家が増え、
それにあわせて手数料の自由化がされて、ずいぶん一回の取引
手数料が安くなりました。
証券会社としては、個人投資家が増えて、どんどん取引をやってくれた
ほうが好都合です。
「買って、持ち続ける」という昔ながらのスタイルの投資家は、証券会社的
にはあまりいいお客さんではないのです。
だから短期投資家が増えてくれたほうが、証券会社にとっては好都合
なのです。
相場のトレンドが上がっても、下がっても、横ばいでも、一律の手数料が
入ってくる。
証券会社は、今後どんな暴落がこようが、絶対に勝てる、儲けを出す
ことができるわけです。
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「こんなもの丁半ゲームだろ?勉強なんてする必要ないよ」
「ずっとやってればいつかは勝てるんだ!」私はこのように思って
ました。
だけど、何度やっても勝てない、勝てない、勝てない。負けが続く。
さいころを何度振っても、奇数ばかりが出る状態です。
負けが連続で続き、含み損が10万円にふくらんだところで、
ようやく気がついたのです。これは、勝率フィフティ・フィフティの
丁半ゲームではない、と。
勘違いされている人が多いのですが、実際は、株式投資は「上がるか・
下がるか」の丁半ゲームではありません。
確かに「次の瞬間、株価が上がるか、下がるか?」という視点だけに
限れば、これは「丁半ゲーム」かもしれません。
株価が動くとすれば、105円に動くのか、95円に動くのか、いずれか
二択です。
もちろんそのときの相場の地合によっては、偶数が出続ける、もしくは
奇数が出続けることはあるでしょうが、とりあえずは二択であるといって
いいでしょう。
しかし、だからといって、「勝率」も二択なのか?
株で勝てる確率も、50%、「勝つ」か「負ける」かの丁半ゲームなのか?
と言われると、これは間違いです。
道理では、100円の株が70円まで下がるためには、95円、90円、85円、
80円、75円…と、徐々に下がるプロセスを踏まなければいけないはずです。
95円に下がった、買う人がいないので90円に下がった、そこでも買う
人がいないので85円に下がった…、と徐々に下がっていくはずです。
しかし、一部仕手株などでは、100円の株が、95円~80円の価格帯を
全てすっとばし、いきなり70円にまで下がることもあります。天井付近
で売り抜けようとする仕手筋があまりにも大量の売りをぶつけると、
相場がストップします。
危険を感じて売りを出そうとしても、注文は通りません。ポジションを
引っ込めることができないまま、悪夢の15分後に、95円、90円、85円、
80円の価格帯をすべてすっ飛ばし、いきなり70円をつけることも
あるからです。
このように、相場は道理にかなわないことが多数存在します。
さらに実際の株式投資では、証券会社が取る手数料や、売買の
タイミングから生じるずれ、板システムの不都合、証券会社の遅れや、
いわゆるスリッページなどが絡んできます。
たとえばXYZ社の株を100円で買うとします。
次の瞬間、XYZ社の株が105円になれば利益が出ますが、95円に
なれば、損が出ます。
重要なことは、100円のままだと、手数料分、損が出るのです。
株価が100円から105円に上がった。一瞬上がったように見えますが、
あなたは売れないのです。
先に注文を出した人から売れていくわけです。ですから、100円で買って、
105円で売り注文を出せば、それが確実に売れるには、110円まで
上がらないといけないことになります。
ほかにも、逆指値を使った取引のときに、スリッページ問題も生じ
てきます。
今は現物の場合の話をしましたが、FXの場合、似たようなシステム
として、スプレッドも絡んできます。
今挙げたいろいろな条件を加味すると、勝率は50%を下回ることに
なります。
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