●追記~ふーさんの相場観
現在の米ドル円水準は、日本の経済力や保有資産などを勘案して見た場合に、果たして円高なのか、普通なのか、円安なのか・・・みなさんはどう考えられますか?
個人的な見解となりますが、88円台は妥当な水準だと思います。
驚かれる方もいらっしゃるでしょう。しかし、すべて勘案して妥当な相場水準だということです。
現在水準でトヨタなど日本を代表する製造業・輸出産業は為替差損や保有株の含み損で大赤字になったという・・・これはいたって異常な経営状態だといえます。
このような企業は今まで円安バブルで、特段の経営努力をしなくとも儲かっていたということなのです。作って輸出すれば売れる、売れれば儲かるという状態だったということです。また、円安なら競合する同業種の海外企業は日本に輸出しにくい、輸出してもトヨタの車と日本国内で販売競争には勝てないという状況であったのです。
今後、88円台が当然の水準として定着すればどうなるか・・・
トヨタは、ベンツやフォードが苦渋の経営を強いられていたと同じような状況になるのです。
輸出では売れない、国内ではベンツやフォードなどの高級車と同じ価格帯での販売競争となる・・・結果として国内でも現在より販売台数が落ち込むということなのです。
88円台が妥当な水準だという仮定で考えると、輸入原材料が安くなり国内の物価上昇率は低下していくはずです。国民生活に欠かすことのできないエネルギーや食糧の多くを輸入に依存している我が国では、可処分所得、世帯収入が落ち込んでいる現在においては歓迎すべき状況になるとも言えます。
今後、88円台を水準として上下を繰り返す為替相場に落ち着くと予想しますが、トヨタのような製造業形態でなく、日本が固有に保有する技術やノウハウなど、価格の上下によって売上が影響を受けないような付加価値の高いものを輸出する、また、そのようなことと同時進行で国民の可処分所得の増加と国内需要拡大などが可能な経済構造に作り変えていかなければならないと考えます。
私は日本の未来を楽観的に考えてます・・・
なぜなら、日本国民は繊細でまじめな国民だからです。
自己の都合で、自己の利益だけを求めて、上場企業としての公共性を果たさず、国内の雇用制度や形態を破壊したトヨタのような企業は必ず淘汰されます。
日本は必ず心身ともに蘇り、世界平和を希求する国家となっていくものと確信しております。
グッドラック
安藤一平