ドル円予想レンジ
96.50-98.50
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予想レンジ:1ドル=96円50銭-98円50銭 25日の東京外国為替市場でドル・円は底堅い動きとなりそうだ。前日のNY時間は量的緩和縮小観測による米金利上昇を背景にドル・円は一時1ドル=98円72銭まで上昇した。最終的にはダラス連銀フィッシャー総裁の発言などを受けドルは下落したものの、米金利は引き続き高値圏にありドル・円の堅調地合いは続く可能性が高い。 もっとも、24日に中国株が急落するなど世界的に株式市場は不安定な流れとなっている。中国株の軟調が続けば日本株に波及し、リスク回避の円買いが強まることは十分あり得るため注意したい。また、米金利は高値圏にあるとはいえ、上昇にやや一服感が出てきたことも気掛かり。ドル・円の堅調地合いは維持しそうだが、上値はかなり限定的と見ておくべきだろう。 ◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
ユーロ円予想レンジ
127.30-128.70
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ユーロはまちまちの動き。6月の独ifo企業景況感指数が105.9と5月(105.7)から小幅に上昇し、同国の景気回復が緩やかに続いていることが示されたほか、ドルが主要通貨に対して弱含みに推移したこともユーロドルをサポートした。ユーロドルは1.30ドル台後半から1.31ドル台前半へ上昇し、4営業日ぶりの反発となった。一方、軟調なドル円につれてユーロ円は129円台前半から127円台前半へ反落した。ユーロ圏ではギリシャの民主左派が連立政権から離脱、またイタリアでは付加価値税引き上げが3カ月以上先送りされる見通しとなるなど不安材料が残る。なお、欧州連合(eu)経済・財務相理事会会合が26日に開催され、銀行破綻のコスト負担方法について協議が再開される。「銀行同盟」の合意に進展がみられるかどうか注目される。ユーロ円は目先、128円をはさみもみ合いとなろう。
