さて、少し前の話。
ある会合に出席したあと、車で家への帰途につき、
自宅の近所にある行きつけの店の前を通りがかった。
常連としては、
(やはり客の入り具合も気にかかるものだ) と勝手に心配し、
後続車がない事を確認したあと、減速しながら店を覗き見た。
すると・・・
カウンターに座る女性が鋭い眼光でこっちを見ている!
どうも仕事を終えた店の女性スタッフらしい感じ・・・
と、そこまではいいが、なんでこっちを見てる!?
そのうえ、その視線は通り過ぎる車を追いかけてくるではないか。
ロックオンされた戦闘機のパイロットの気分とはこのようなものだろうか。
(逃げ切れない・・・) そう思った。
これで行かねば、後日どんな攻撃を受けるか分からない。
「この間、視線を投げかけたのに来てくれませんでしたよね、
したよねぇ、よねぇ・・・、ねぇ・・・。」
・・・恐ろしすぎる。
自宅に車を停めたあと、少し歩いて店の前に到着した。
(大丈夫、少し顔を出して帰るだけやし。)
そう何度も心に念じながら店の扉をくぐった。
お化け屋敷に入るのが怖い女の子の心境とはこのようなものだろうか。
先ほどのカウンターの女性はやはりスタッフだった。
「なんでこっちを見てたんだ?」 と質問したところ、
「車のライトが減速したのに気づいて。」 との答え。
「ふぅん(今度から減速せんとこ)。」 と相槌をうつ。
そして、座ろうと思いカウンター席を見渡せば・・・
(オーマイガッ!!) カウンターには知ってる常連ばかり。
「まあまあどうぞ」 と案内された席は、
これがまた、なぜか奥の席しか空いてないし・・・。
(大丈夫、諦めるな! 最後まで希望を捨ててはいけない!!)
と、逃げ道のない奥の席へと進む。
果ての見えない迷宮に挑む勇者の心境とはこのようなものだろうか。
そして、日付が変わった瞬間、いよいよ事態はクライマックスへ。
なんと、その中で誕生日を迎えた人がいることが発覚。
「おめでとうございま~す! みんなで乾杯しましょ~~!!」
「・・・・・・チーン。」
こうして、ちょっとだけという目論見むなしく、
さらに夜は更けていくのであった・・・。
あ、でも、楽しかったしめでたい席にもなってよかったんだけどね(笑)
おまけに、シャンパンと沖縄の珍しい地ビールまでいただいちゃって、
どうもごちそうさまでしたっ!! (*^ー^)ノ