今、FXトレーダーの中で流行りの「トラップトレード」をご存じでしょうか?
トラップ仕掛け、リピート系トレードとも呼ばれている自動売買手法です

・トラップトレード(リピート系トレード)とは?



IF-DONE注文をあらかじめ何十pip単位でトラップのように仕掛けておき、値動きに応じて注文と決済を自動で繰り返し(リピート)するという自動売買手法がトラップトレードです。初期設定さえ行えば、あとは自動で取引を繰り返してくれるので、FXのための時間をあまり取れないトレーダーや、難しい操作は苦手だという初心者にもオススメのトレード手法です。マネースクウェアジャパンのトラップ・リピート・イフダン(通称トラリピ)、アイネット証券やひまわり証券のループ・イフダン、インヴァスト証券のトライオートFX、FXブロードネットのトラッキングトレードなどなど様々なFX業者がこのトラップ系のトレーディングプラットフォームを提供しています。

トラップトレードはレンジ環境に強いトレード方法なので、
大きなトレンドが発生していない今のドル円相場などがとても適しています

・何故あえてVPSとMT4を組み合わせてトラップトレードを行うのか?

上記の通り、現在では様々なFX業者がトラップ系トレーディングプラットフォームを提供しています。なのに何故敢えて自前でVPSをレンタルしてMT4でトレーディング環境を構築する必要があるのでしょうか?それはズバリ、頻繁に取引を繰り返すトラップ系トレードでは、取引に掛かる手数料がMT4とVPSレンタルサービスを利用した方が格段に安く上がるからです。まず、トラッキングトレード、トラリピ、トライオートFXなどは取引手数料自体が掛かります。また、アイネット証券などのループ・イフダンなど、取引手数料無料を謳っていますが、これにはちょっとした理由があり、実は隠れ手数料が存在します。それは主に通貨ペアのスプレッドで、通常の裁量トレードプラットフォームと異なる仕様である事です。裁量取引(手動取引)のスプレッドが0.3銭や0.5銭が当たり前のこのご時世にトラップ系トレードのスプレッドは2銭~3銭というのが現状です。10倍近く違うわけですね。更に取引手数料まで取られるわけですから、どれだけトラップ系トレーディングプラットフォームの手数料が占める割合が高いかご理解頂けたかと思います。

・実際のMT4へのトラップ系トレードEAの導入方法

1.まずはサイトからトラップEA用の設定ファイルをダウンロードします
リンク先のサイトから「TrapRepeatIFD.mq4」を右クリックして「対象をファイルに保存」

2.ダウンロードしたファイルをMT4がインストールさせているフォルダに移動します
実際に運用しているFXトレードファイナンシャルのMT4を使って説明していきますMT4をインストールする際にドライブなどを変更をしていなければ「C→Program Files→FXTF MetaTrader 4 → MQL4」

3.「experts」のフォルダを開き、
先ほどダウンロードしたファイル(TrapRepeatIFD.mq4)をこのフォルダの中に入れます

4.MT4を立ち上げてTrapRepeatIFDがインストール出来ているか確認する
MT4を立ち上げて下の画像の部分に「TrapRepeatIFD」という項目が追加されていれば、インストールは完了です

5.「TrapRepeatIFD」をチャートにドラッグして設定する



「TrapRepeatIFD」をチャートにドラッグすると上記のウインドウが出ますので、
画像のようにチェックを入れます

6.最後にEAのパラメーターの設定をします



取引レンジ、何pip毎にトラップを仕掛けるか、取引通貨数などは全てここで設定します

lots:トラップあたりの取引量。基本的には0.01で1000通貨(楽天FX等)
maxOpenPrice:一番上のトラップ注文のレート
trapCount:仕掛けるトラップの本数
profitPips:利益確定の幅(pips)
trapIntervalPips:トラップを仕掛ける幅(pips)
stoploss:ストップロスを設定する場合はレートを入力
isBuyTrap:買いトラップか売りトラップかを設定(true:買い、false:売り)
magic:マジックナンバー(両建てする場合は数字が被らないように)
isTrendFollowOnly:逆指値モードか指値モードか(true:逆指値モード、false:通常発注モード)
stopOrderSpreadPips :変更なし
doOrderRangePips:変更なし


7.全ての設定を完了し、「自動売買」のボタンをクリックするとEAの自動売買がスタートします



注文がきちんと発注されたかどうかはチャート上にライン(赤と緑)で表示されるので間違いなどがないか入念に確認しましょう。これで自動売買のボタンを再クリックして停止するまで自動的に売買を繰り返してくれます。