その昔、
ビニール包装されたアダルト写真雑誌のことをビニ本といった。
街の自販機でも購入することができ、
アダルトビデオが本格的に流通する以前は、
日活ロマンポルノとともに、世の男性の下半身を多いに刺激していたものだ。
ビニ本コレクション5000冊
ビニ本コレクター谷村新司さんの最盛期の所持数だ。
名曲「昴」「サライ」「いい日旅立ち」などの作者でもあり、
バンド「アリス」時代には年間303回のステージをこなしたという
伝説のミュージシャンでありながら
堂々とビニ本好きを公表していた。
谷村新司さんは、ラジオパーソナリティとしても人気であった。
ビニ本話はもとより、
ストリップ劇場の話し、日活ロマンポルノの見どころなど
エッチな話を夜な夜なくりひろげていました。
こっそり布団の中で聞いていたものです。
いいな。オレもビニ本たくさん欲しい。
ニキビ顔の中学生だった私の夢は、
はやく大人になって、堂々とビニ本を買う!
であった。
かつて、新宿歌舞伎町あたりには、
たくさんのビニ本ショップがあったそうな。
若かりし谷村さんは、この手の店の常連客であった。
ライブ後に立ち寄り、売れ残った本をもらってきた
なんてエピソードもある。
顔バレとか、大丈夫だったのかな?
気付けば5000冊。
驚異的な量です。
そうそう、
真田広之が所属していた、
男だらけのジャパンアクションクラブに
ビニ本200冊寄付したこともあったそうな。
真田広之もお世話になったのかなぁ?
「今度出版されるココのビニ本がいいよ。」
まるでビニ本ソムリエのごとく
ラジオで紹介してくれる谷村さん。
好きなんだな~。
当然ながらエロ本編集者とも仲良くなり、
学生運動あがりの反体制派世代の同志として
エロ本出版社の応援団長にもなっていた谷村さん。
スケベなんですね。
今は雑誌が売れない時代であるが、
むかしは、よく道端に落ちていたものだ。
特にビニ本は・・・・。
よく拾って、空き地でこっそり見ていたな。
素人投稿がメインの雑誌「ニャン2倶楽部」「アップル写真館」など
今だ頑張っているエロ本もあるにはあるが。
ちなみに島田紳助と大川総裁は、「ニャン2倶楽部」の熱狂的読者であった。
出版社にこんなHな本を作ってくれてありがとうという感謝の手紙を
送ったことがあると深夜に放送されていた
「紳助クラブ」で話ていたのを記憶している。
ビニ本、エロ本には、
まだ女性を知らない、うぶな男の子の夢が
いっぱい、つまっていた。
へたな滋養強壮剤なんかより
ビニ本1冊で、
元気になれたもんね。うふふ。
追記
谷村さんの後を追いかけていたのが、武田鉄矢だった。
金八先生もビニ本コレクターだったのだ。
そして、みうらじゅんはビニ本を切り抜いて
エロスクラップというのをやっていた。(もしかして、今もかな?)
私の青春時代に好きだった人は、みんなビニ本が好きだった。