レコード屋に行って、
アルバムジャケットを見るのが、好きだった。
学生のころは、おこづかいも少なく、
本当に欲しいアルバムしか買えない。
ジャケット・アートにも興味があったし、
ジャケットから、音楽性を想像したりして、
ひまだったし、
よく、レコード屋で時間をつぶしていた。
おっ!!
当時は、ハードロックが流行っていたし、
他にも、女性のヌードを使用したアルバムジャケットはある。
SCORPIONS 4thAlbum VIRGIN KILLER
ドイツを代表するバンド スコーピオンズの4枚目のアルバムなのだが、
全裸で股をひらいて写っているのは、
まだ、大人の女性として成熟しきっていないような、
かといって、ロリータってほど幼くないような・・・。
微妙な年齢の・・・、そう青くもあり、色気もあり、
カメラマンに言われるがままポーズをとったのであろうか。
なにより、まっすぐこちらを見つめている眼・・・。
思わせぶりなポーズで、
少し微笑んでいるようで、
誘っているような、
なんとも胸がざわざわする。
モザイク変わりなのか、
われめ(性器)の部分に
ガラスの割れ目。
アルバムタイトル VIRGIN KILLER も
なにかを想像させる。
デザインしたのは
RCAレコードのクリエイティブ・ディレクター
ステファンボーレ。
(他にハードロックバンドACCEPTのジャケットも手掛けている)
撮影したカメラマンはマイケル・フォン・ギンブット。
ドイツパンクの母、二ナ・ハーゲンとも交流があるフォトグラファーだ。
人物写真を得意とし、
多数、アルバムジャケットに使われている。
すべて人物がメインのものだ。
まあ、当然のごとく児童ポルノ法にひっかかるわけだ。
他国では黒いビニールに入れられたり。
メンバーの写真に差し替えられた。
しかし、
何故か日本ではOKであった。
これだけのインパクトだ。
デザイナーもカメラマンも
売れるためのインパクトを求めたはずだ。
確信犯だった。
間違いなく注目されると・・・・。
しかし海外で、児童ポルノは、重罪だ。
このジャケットに写る娘は、
当時10歳であった。
世界中で、問題になった。
しかし、当のアーティストである
スコーピオンズ側は
VirginKIllerは児童ポルノを想起させるような曲ではないと言う。
ジャケットアートはレコード会社に任せてしまっていたと。
行きすぎた表現であった。後悔していると・・・・。
大人になってからその少女にメンバーは会うことになる。
彼らは言う。
問題なく普通に暮らしている。
このトラブルはもう過去のものでしかない。
もう、関わりたくないと言う感じであろう。
スコーピオンズは現在もジャーマンメタルの雄として活動中だ。
このアルバムが発売されてから40年。
当時10才の娘は50才になってるはず。
このアルバム、
アンダーヘアには、うるさかったが
児童ポルノには寛容である日本では、発禁にはならなかった。
世界の基準とは、少し違っている。
われわれ、日本人は。
日本とは倫理の基準がちがうという話題をひとつ。
実はドイツはフランスと並んでヌーディズム文化の進んだ国。
ヌーディズムをドイツではFKKと呼ぶそうな。
専用のビーチやキャンプ場もある。
自転車でパレードしたり、
登山したりできるのだ。
全裸で家族と。
もちろん子供も全裸だ。
性的目的ではないことが条件なので、
日本ではむずかしいかもしれない。
全裸が日常になじんでいる国ゆえ
剃毛があたりまえ。
だって露出するのだから。
日本とは違うのだ。
基準値が・・・。

