あなたがもし現在の収入とは別で「新たな収入を得たい、出来れば片手間に出来て余り難しくないもの」と考えた時に、先ずはネットで情報を得ようとすることでしょう。
そして大抵、目にするのは以下のような謳い文句です。
『コピペで誰でも簡単に』
『ひと月で100万以上稼げました』
『副業未経験者でも可能』
『完全在宅』
『脱サラ成功』
『ノースキルOK』
『自動化/ほぼ放置OK』
これらの多くは稼ぐためのノウハウ、つまり稼ぐための情報商材として販売されております。その名のとおり、情報が商材となっているため、購入前に中身が何なのか明かされることはありません。
要するにあなたは何をするのか全く分からない状態です。
冷静に考えてみてください。
就活をする際に、会社概要を見ず、事業内容も分からないまま応募する人はいませんよね。
「誰でも簡単、安全に出来る仕事です。ひと月100万以上稼げます」
そんな求人広告を見たら、
「なんか怪しい」
「違法な仕事なのでは?」
と疑うのが一般的な感覚でしょう。
それは、各業種の報酬相場を何となく理解できているからです。
例えばファーストフード店のアルバイトで1カ月100万円稼げると言われたら、誰もが「本当なのか?」と疑うでしょう。
一方で情報商材は、実態が分からないからこそ、判断するための情報が限られます。
その判断材料の多くは購入者レビューに絞られます。
「これを購入したらこんなに稼げました」
「目から鱗です。この手法は凄い」
「脱サラ成功しました」
「欲しいものを我慢する必要がなくなりました」
これらを見て、「この人たちにできるのだから私にもできるのでは?」と夢を抱きます。更にリスクは買い切り商材であれば、その1度の支払いだけです。
最悪それが全く、役に立たない情報だったとしても失うのは主に購入に掛かった費用だけです。
だから、「損するかも」という不安より「稼げるのでは」という期待が勝ります。
そもそも「現状を変えたい」という欲求が既にある状態で、そこに冒頭で挙げた謳い文句とレビュー(高評価)が加われば、損をするかもという不安よりも欲求が増幅するのも無理はありません。
『リスクを取らずして成功はない』
多くのビジネス成功者がこのように語っていますが、それらの人達が成功できたのは単にリスクを取ったからではありません。挑戦する上で予め起こり得るリスクを十分に想定して、実際に起きた様々な問題に臨機応変に対処することができたからこそ成功を掴めたのです。
実態の分からない儲け話を何の根拠も無しに信じて乗っかることが「リスクを取った」には決してなりません。
情報商材の実態
一般的に知られた情報商材のよくある実態を解説します。
ここでは私個人の見解ではなく、AIチャットボット「Chat GPT」による回答を載せております。
もし自分で確かめたい方は、気になる情報商材の販売ページURLや概要文などを用いてAIに「ここに書かれていることは本当なのか、どのように推測できるか」など尋ねてみるのも良いでしょう。
先ずは以下をご覧ください。
商材タイトル:
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販売価格:
3,980円(税込)
販売実績:
販売件数:726件
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内容は非常にシンプルですが、ある"媒体"と"方法"を使うだけで、完全に自動化が可能になります。
🚨本当に再現性が高いため、販売停止の可能性あり🚨
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購入者レビュー:
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難しい作業が全くなく、すぐに行動できました。大学の授業の合間にできるので、時間を有効に使えています!
上記を見てドキッとした人もいるかもしれません。
「なんか見たことある」「私が買った商材と似ている」と思われましたか?
ご安心ください。これはChatGPTが適当に作った架空の商材例です。
「指定の形式で典型的な情報商材の例を架空で作ってほしい」とプロンプトを入力すればいくらでも出てきます。

こうやって簡単にそれっぽいのが出てくること自体が情報商材の実態を物語っていますね。
この手の商材は、以下のような「自己複製型ビジネスモデル」で非常に多く見られるとChatGPTは見解を示しています。
▼よくある構造の一例
1. PDFやテンプレートが送られてくる
内容は「ココナラやメルカリで、今あなたが購入したこの副業を再販しよう」と書かれている。
再販用のテンプレート(サムネ、文言)や「実績の作り方」まで含まれる。
2. 再販して稼げた=購入者がまた同じ商材を売っているだけ
稼いだ金額の証拠として提示されているのは、あくまで「同じ商材が売れた実績」であって、別の事業モデルで稼げたという証拠ではない。
3. 口コミが高評価だらけなのも典型的な手法
「稼げた」と書いている購入者の多くが、その後同様の商品をタイトルや説明文を変えて自分で出品している可能性がある。
お互いに評価し合う「サクラ的レビュー」も存在する(特にココナラでは排除が難しい)。
出典:ChatGPT

誰でも稼げるわけではない理由(なぜ幻想なのか)
▼再販するには自分も集客が必要
いくら「テンプレをコピペ」しても、買ってもらうにはSEO対策・レビュー・タイミング・魅せ方の技術が要る。
▼販売件数が伸びるのは一時的なトレンド依存
一つのテンプレに同じような人が殺到すると、ココナラ内の競争も激化し、早い者勝ちの状況になる。
▼中身が誰でもできる=誰でも参入できる=すぐ陳腐化
商材として再販される「情報の質」が低ければ、購入者はすぐに不信感を抱くようになり、持続的に売れ続けることは難しい。
真相を見破る・暴く決め手になる判断ポイント
▼教える内容の具体性
サービス概要に何をするのか一切記載がない or ぼかしているか?
実態が曖昧な場合は要注意。詐欺的情報商材の典型です。
▼再現性の説明
なぜ稼げるのか理論があるか? 単なる「誰でもできる!」しか書かれていないなら根拠なし。
▼サービス利用者の動向
高評価者がその後出品者になっていないか? 「仲間うち」でレビューを回している可能性がある。
出典:ChatGPT

「アフィリエイト系の情報商材」について
こちらも非常に多く流通しており、一見すると理にかなっているようですが、実態は大きな温度差・落とし穴が存在します。
よくある商材の主張(典型例)
「ブログに広告を貼るだけで月収50万円」
「寝ている間にも報酬が発生する不労所得」
「初心者でも3ヶ月で脱サラ!」
「ChatGPTを使った自動記事生成で稼ぐ方法」
「外注化で完全放置!」
非常に魅力的な文言が並びますが、以下のような現実が背後にあります。
▼難易度
稼げるまでのハードルは想像以上に高く、最低でも数十記事の量産+SEO理解+広告案件選定+CV導線設計が必要
▼競争環境
既に市場には上位ドメイン・専門家ブログ・企業サイトが溢れており、新規参入者が検索上位に食い込むのは極めて困難
▼再現性
「このテンプレを使えば稼げる」と言われても、同じ教材を買った人が多数存在する=差別化不能
▼外注化
コンテンツを安く外注すると、質が低くなりSEO評価が上がらず、かえって信頼を損なう可能性も
▼使用するASP
多くは報酬単価が低い案件(数百円〜数千円)。実際に月5万円以上を目指すには月数百~数千件のCVが必要になることも
実際に稼げている人は存在しますが、
共通点として:
5年以上のブログ運営経験がある
WordPressのカスタマイズやSEO対策に長けている
SNSやYouTubeを絡めて集客の導線を築いている
コンテンツ自体の質が高く、オリジナリティがある
「稼げる方法を売って稼ぐ」構造を作っている
▼商材自体で稼げるというより、「商材の売り方」で稼いでいる
実は、アフィリエイト情報商材を販売している人の多くは、「アフィリエイトで稼ぐ方法」というテーマ自体をアフィリエイトして稼いでいます。
つまり、「アフィリエイトで稼げるよ!」というノウハウを教材として売ることで利益を得るという自己完結型ビジネスになっていることが多く、そこから抜け出せずに、買い手が売り手になる無限ループが形成されます。
要するに、先ほど『情報商材の実態』で書いた内容と同様ということです。
情報商材全てとは言いませんが以上のことから、
少なくとも「何を行うか・どんな手法なのか」を事前に示されていないものは情報弱者をターゲットにしたグレーゾーン商材であることが多いため、興味を持たれている方は、例え販売者に数多くの販売実績があったとしても、先ずはその稼げる『プロセス』を疑う癖をつけることをお勧めします。
信じて買おうとする人がいる以上、最初に販売している人は当然稼げているかもしれませんが、それイコールあなたが同じように稼げるとは限りません。
仮にその販売者に1000件の販売実績があったとしたら、既に1000人あなたのライバルがいると思ってください。そして1000人中、果たして何人が実際に稼げているでしょうか。
その規模で全員が成果を上げ続けられたらどうなるかシミュレーションしてみたら本質が見えてきます。
▼仮定:情報商材を1000人が購入し、全員が「月10万円」稼げるとする。
その副業系情報商材の広告には、こんな謳い文句がよくあります:
月収10万円達成も夢じゃない!
初心者でも完全自動化で稼げた!
では、もしこのノウハウを1000人が購入し、全員が成功したら、世の中はどうなるでしょう?
▼シミュレーション
【前提】
商材価格:3,980円
実践者数:1000人
稼げた金額:月10万円 × 1000人 = 1億円/月の新規利益が生まれている
▼現実に起こるであろう“おかしなこと”
① 1億円の新たな利益を、誰が払い続けているのか?
これは「お金の出どころ」という視点で非常に重要です。
仮に1億円が毎月動いているとすれば、それを払っている人(=損している人)が必ず存在します。
多くのアフィリエイト商材では、
最終的に誰かに別の商材や商品を売ることで利益を得ている構造です。
つまり、「稼げる人=誰かに売った人」なので、
搾取される側(買うだけで稼げなかった人)がいることが前提となっています。
② 1000人全員が同じやり方をしていたら、市場はすぐ飽和する
たとえば:
1000人が「同じテンプレのブログを作る」
1000人が「同じ商品をアフィリエイトする」
1000人が「同じ自動投稿スクリプトを使う」
これらはすぐに見抜かれ、Googleから評価を下げられたり、読者が離れていったりします。
また、1000人が同じ広告を出し続ければ、広告費用が高騰し、利益は出なくなります。
③ その商材が“本物”なら、売り手自身が量産して実践しているはず
仮にそのノウハウで本当に自動化して安定的に月10万円を稼げるなら、
販売者自身がそれを100アカウント作って月1000万円稼ぐ方が理にかなっているはずです。
それをせずに「情報商材として売る」という時点で、
“売ること自体が本業”である可能性が極めて高いと分かります。
結論:「みんなが成功する方法」は、情報商材としては成立しない。
本当に全員が稼げる仕組みであれば、
もはや「情報商材」ではなく、国家政策レベルの経済システムやベーシックインカムのような公的モデルになっているはずです。
だからこそ、「誰でも、簡単に、ノーリスクで」
と謳っている時点で、冷静な検証と判断が必要なのです。
片手間に稼げる最も現実的な方法
そもそも今の仕事を継続しながら片手間に稼ぐことが現実的に可能なのか。
いくつか方法はあると思いますがその中でFX(外国為替証拠金取引)が、一番現実的ではないかと私は思います。
実際に私がFXを得意としているからそう思うのかもしれませんが、それには根拠もあります。
その説明の前に先ずは以下の画像をご覧ください。
これはFXのとあるチャートです。

あなたは今回、初めてFXのチャートを見るという前提でご説明します。
ご覧の通り、赤色と水色の棒が縦に連なっていますね。
※色分けは自由ですが、ここでは分かりやすく「上昇=赤」「下落=水色」に設定しています。
この棒はローソク足と呼ばれ、今回の画像では一本が1日分の値動きを表しています。つまり、この画像に写っている44本のローソク足は、44日間の相場情報を表しているということになります。
1日かけてローソク足の長さや色が変化し、その日の市場が閉じるとその日のローソク足が確定します。そして、翌日には新しいローソク足が一番右に現れる仕組みです。
価格が上昇すれば右肩上がりに、下落すれば右肩下がりに日々チャートが進んでいきます。
分かりやすく値動きを矢印で表してみました。

この44日間で、価格は「一旦小さく上がり、その後下がり、大きく上がった後にまた下がる」という動きをしていることがわかりますね。
最後の紫の矢印が指している赤く短いローソク足が、本日の結果だと考えてください。
1日の中で上昇が強かった場合は赤色、逆に下落が強かった場合は水色で表示しており、その長さが値動きの強さを表しています。
では、ここであなたに問題です。
明日、このローソク足はどんな色になると思いますか?
赤色(上昇)か水色(下落)か、二択です。
これまでの値動きのパターンを見て、考えてみましょう。直感で構いません。
決まりましたか?
では上昇すると思った場合は「買い」を、下落すると思った場合は「売り」を注文(設定)します。早速、次の日の結果を見てみましょう。

シミュレーション結果:正解は「買い」となります。
ご覧の通り、翌日は赤色(上昇)のローソク足が出現しました。しかも、かなりの長さがありますね。
この結果、「買い」を選択していた人は利益を得られ、「売り」を選択していた人は損失を被ったということになります。
今回のケースでは、注文を入れた価格が131.183円で134.556円まで上昇しているので、この値動きの幅は3.373円となります。
※注:
3.373円というのは3千3百73円ではありません。3円37銭3厘という意味で131.183円や134.556円なども同様です。
円という単位は小数点以下も細かく分かれております。これはFXがわずかな価格変動で大きな利益や損失が生まれる故の表記となります。なので「.」と「,」の違いに気を付けてください。
実際にいくら稼げたのか?
では、もしあなたが今回「買い」を選択していたら、いくら稼げていたでしょうか。
例えば証拠金10万円で、ハイリスク過ぎず、それでいて可能な限り高利益を頂ける設定(海外FXレバレッジ800倍6ロット)で運用した場合、この1回の取引(わずか1日だけ)で、約20,238円の利益を出すことが出来たことになります。
補足:証拠金とは
取引を行うために必要な最低限の資金のことで、レバレッジを利用してより大きな取引ができるようにするための担保の役割を果たします。
証拠金を増やせば、リスクの許容範囲も増えるためロットを上げることができ、1度に頂ける利益も増やすことができます。
例えば証拠金が100万円だったら、同じリスクで一気にロットを60まで増やすことができるため、今回の例だと単純に10倍の202,380円となります。
FXがいかに1度に大きなリターンを狙えるか、お分かりいただけたかと思います。
FXのリスク:もし予想が外れたら
では逆に、「売り」を選んでいたらどうなったでしょうか?
理論上は単純に20,238円の損失となり、証拠金は100,000円から20,238円を差し引いた79,762円まで減少することになります。
そもそもの設定がリスクと利益のバランスを重視しているため、まだ余裕がありますが、もし高利益を狙って更にレバレッジやロットを上げていたらどうなっていたか。
例えば無理をしてロットを増やし約7万円を狙おうとしたら当然予測と反対に動いた時にはその7万円が10万円から失われることになります。つまり残りの証拠金が僅か1回の取引で3万円になるということです。
実際には、損失が膨らみすぎる前に「ロスカット」という措置が発動します。これは、FX会社が強制的に取引を終了させることで、投資家が証拠金以上の借金を背負うのを防ぐための大切な仕組みです。
そのため、残りの資金は3万円よりも多くなる可能性はありますが、それでも資金の多くを失うことには変わりありません。
では今回運よくあなたは「買い」を選んで、20,238円の利益を出せたとします。もしかしたらその翌日、更に上昇するかもしれません。
ここで利益確定を選択すると20,238円が元手の100,000円に加わりますが、確定せずにそのまま取引を続けた場合は、更に利益を増やせるかもしれません。
しかし、もし下落してしまったら20,238円よりも利益が減ることになります。最悪の場合、今回上昇した3.373円の値幅以上に下落するかもしれません。そうなれば利益どころか、損失が出てしまいます。
そこで更にあなたに問題を出します。
この段階でいくつかの選択肢があります。
今回は3つ挙げるので、どれか1つをお選びください。
①20,238円の利益を確定して今回の取引を終了する。
②更にこの先上昇することを予測し、そのまま取引を続ける。
③一旦20,238円を利益確定して今度は下落を予測して売りを仕掛ける。
補足:
①を選べば、今回の取引でこれ以上利益は増えませんが損失も出ません。
②を選ぶと更に利益を増やせる可能性がありますが、その分損失の可能性も出てきます。
③の場合は一旦利益確定することで、再度「買い」か「売り」か選択することができます。当然外れたら損失が出て、確定した利益も失うかもしれません。
翌日の値動きを予測して選択してみてください。
それではまた次の日の結果見てみましょう。

更に大きく上昇していますね。131.183円のスタートから最大で137.890円までの6.701円の上昇となったため、「②更に上昇することを予測し、そのまま取引を続ける。」を選んでいた場合は、最大で約40,206円の利益となります。
つまり10万円の資金が40,206円の利益を生み出したことになり、元の資金と合わせると、残高は140,206円。僅か2日間での話です。
あなたが行ったのは「買い」か「売り」かを選んだだけです。
実態の分からない情報商材を覚えるよりも、よほど現実的でやることもはっきりしており誰もが平等に片手間で稼ぐことが可能な手段だと思いませんか。
「リスクを理解する」ことの重要性
「買うか売るか」の二択を選ぶだけなら、今日FXを始めたばかりの人でも今回のシミュレーションのように大きな利益を出すことが可能です。しかし、それはあくまで運が良かった場合の話であり、ギャンブルと何ら変わりありません。
もし価格が逆に動いていたら、1日で10万円の資金の5分の1、あるいはそれ以上失っていたかもしれないのです。
短期間に大きな利益を狙うということも可能ですが、それだけリスクも大きくなることを忘れてはいけません。
だからこそ、FXでは「ロット」や「レバレッジ」を調整して、利益とリスクのバランスをコントロールすることが非常に重要になります。
たとえば、今回のシミュレーションでロット数を10分の1に減らしていたら、利益は約4,020円に下がります。予測が外れた場合も損失は4,020円に抑えられ、資金は95,980円残ります。これなら、精神的なダメージも少なく、また余裕を持って再挑戦できますよね。
FXでは、利益を追い求めるよりも、いかにリスクを管理し、資金を守るかを一番に考えることが成功への第一歩なのです。
なぜ9割の人が勝ち続けられないのか?
実は「FX参加者の9割以上が勝ち続けることができていない」と言われるほど、FXは簡単な世界ではありません。
その大きな理由は、以下の2つにあります。
①人間の心理: 「欲」と「損失回避性」が冷静な判断を妨げる。
②情報過多の罠: 冒頭でもお伝えしたように、真偽不明な「高勝率」を謳ったノウハウや情報商材がFXという分野でも市場に溢れている。
特に、多くのトレーダーが直面するのが、「タイミング」と「心理」の問題です。
例えば、FXには「指値注文」という便利な機能があります。これは、現在価格に関わらず、「135円になったら自動的に買う」のように、あらかじめ注文価格を設定しておく方法です。
現在価格が134円で、135円に買い注文を入れ、136円に利益確定の決済注文を入れたとしましょう。この場合、136.000-135.000=1.000つまり1円(100pips)の利益を狙うことになります。
※補足:pips(ピップス)とは?
FXでは、利益や損失を**「pips」**という単位で表します。
これは、通貨ペアによって価格の最小変動単位が異なるため、どの通貨ペアでも共通の基準で値動きを表現するために使われます。例えば、ドル円で1pipsは0.01円、ユーロドルで1pipsは0.0001ドルです。これにより、トレーダー間で「100pips動いた」といった共通認識で会話ができます。
欲と損失回避性の罠
注文価格である135円に到達するまでは、利益も損失もありません。価格は上昇するかもしれませんし、逆に下落して注文が成立しないまま終わるかもしれません。
仮に、価格が135円に到達して取引が開始されたとしましょう。ここから、あなたの心理との戦いが始まります。
価格が135.50円まで上昇し、50pips(9,500円)の利益が出たとします。
ここであなたは、どう判断しますか?
予定通り136円まで上がるのを待つか、それとも利益を確定して9,500円を手にするか。
利益を確定せずに持ち続けた結果、135.900(あと10pipsで目標に到達というところ)で、突発的なニュースにより価格が急落。一気に129円まで下がってしまったとします。
当初の利益目標だった100pipsとは逆に、600pips(114,000円)もの損失が発生してしまいました。
きっとそうなった時にあなたはこんな風に思うでしょう。
「なぜ50pipsの利益が出ていた時点で決済しなかったんだ…」
「そもそも最初から『買い』ではなく『売り』にしておけば…」
このような後悔の念が、次のトレードに「これ以上損をしたくない」「早く損失を取り戻したい」という感情的なバイアスをかけ、冷静な判断を難しくします。
FXはこのようなことの繰り返しです。
どんなに優れた分析を行っても、人間の心理が絡んでくると、トレードはもはや単なる二択ではなくなってしまうのです。
FX情報商材の“闇”
昨今では、YouTubeやSNS、そして「ココナラ」や「note」などのプラットフォームでも、FXに関する情報商材が多く出回っています。
一見「自分でもできそう」「これは本物っぽい」と思えるようなセールスコピーが並びますが、冷静に見るとその多くが、前述したような“副業系情報商材”と同様の構造的問題を抱えています。
▼根拠なき勝率や再現性の主張
「仕事や家事のスキマ時間に勝てる」
「レバレッジを抑えても大きく稼げる」
「トータルで沢山のpipsが取れる」
こうした謳い文句は、非常に甘美で、日々忙しい一般人の心に刺さりやすいものですが、一切の具体的な統計・根拠・検証データが示されていない場合がほとんどです。
・実際の月間・年間成績の履歴なし
・ドローダウンやリスク説明なし
・ 特定相場環境下だけで通用するロジックの可能性も高い
特に「ほぼ無裁量」と言いつつ「購入者のレベルに合わせてレクチャー」などという曖昧さもあり、結局は真偽不明な“経験則”や勝てそうな“雰囲気”の押し売りになっていることも少なくありません。
多くのこうした商材では、
手法やロジックは「口頭での解説」や「PDF」などで提供されており、
再現できるかどうかは、受け手の“理解力”や“相場観”次第となります。
それでいて「無裁量」と称す矛盾。
つまり、ロジックの骨格も数値化されておらず、「こういうときはだいたいこうなる」という感覚頼りの部分が多く残されているわけです。
▼手法ではなく単なる“情報”でしかない
「私が10年以上使っている手法です」
「この手法でずっと勝てています」
こうした言い回しを使いながらも、結局のところ中身は「特定の相場観に基づくトレードパターン」や「独自の見解」を“情報として売っている”にすぎません。
再現性がなく、検証も困難でありながら価格だけは3万~15万と高額だったりもします。
購入者にとっての“回収難易度”が極めて高く、もしそれを使って稼ぐとするなら手法そのものではなく、その手法を自分が買ったように誰かに売ること、要するに最初に書いた情報商材の実態と変わらないのです。
「裁量もあり、サポート付きです!」という“人情風味”を装っている商材ほど、実は中身があいまいで、再現も成長もできない無限ループに陥りやすいと言えます。
本来のFXと情報商材(副業系サービス)との決定的な違い
ここまで読まれて「なんだ、結局FXも稼げないじゃん」と思われたかもしれません。
元々「FX=胡散臭い」というようなイメージを持たれていた方であれば、寧ろ「やっぱりそうだったか」と確信に変ってしまったかもしれません。
ですが、思い出してください。
私は最初に「FX(外国為替証拠金取引)が一番、今の仕事を継続しながら片手間に稼ぐことが可能な現実的な方法」と書きました。
ここまでの内容だと、全くその逆の事を言っているように見えたかもしれませんが、実はこの前置きが重要で、FXと情報商材(副業系サービス)はそもそも本質が異なります。
FX自体は全く曖昧な部分がなく、100%自分の判断で利益と損失が決まります。
情報商材のように、何をするのか曖昧だったり、「あなたの頑張り次第」とか抽象的な成果ではなく、自分自身が判断したことが確実に全て結果となります。
逆に誰かのせいに出来ないのがFXでもあります。
そしてギャンブルのように捉えられがちですが、
FXは世界中のプロ・機関投資家・金融機関が日々運用・取引している正当な金融商品であり正当な投資手段です。
中央銀行、大手銀行、ヘッジファンドやアセットマネジメント会社など、それらが、ギャンブルのような危険なことを行っているわけがないのは誰もが分かると思います。
仮にもしあなたが今FXが胡散臭いものと思っているなら、その胡散臭いことを行っている銀行に大切な金融資産を預けているのです。そう考えるとFXを怪しいと思うこと自体が矛盾していると思いませんか。
例えば「空港の両替所」を思い出してください。
あなたが海外旅行で空港の両替所に行くとき、1ドルを110円で買えたとしても、別日に同じ場所でドルを売るときは1ドル108円でしか売れないことがありますよね。
この2円の差が、両替所の儲けとなります。
銀行も世界中の企業や個人から膨大な「通貨の交換依頼(両替)」を受けます。その際に「どのタイミングでどの通貨を交換すれば利益が出るか」
「為替変動を見越して、先回りして買っておくか」といった判断をFX取引によって行い、利益を生み出しているのです。
つまりFXは銀行にとって「単なる投機」ではなく、本業の一部としての重要な収益源となっています。
それは取引規模が違うだけで、分析・戦略の手段など個人も全く同じです。
未来の事に100%はないので銀行だろうが個人だろうが、予測が外れる場合もありますが、本質を理解した分析と戦略の基で取引を行っていれば、その負け(予測外れ)で全資産を失うということなど先ず有り得ません。
そんなに危険なものだったらとっくに色々な大手銀行が潰れています。
だから「FXで全財産を溶かした」とか「FXで失敗して路頭に迷っている」はFXをギャンブルと捉えていたか、本質的な理解や知識を得られていなかったからと言えます。
FXであれば実際には偽りが不可能
本当に怪しいのはFXではなくFXをネタにしている多くの情報商材です。
売っている人は稼ぐ方法を売っているわけで、前提として先ずは本人がその方法で稼げていなければ、その商材の信憑性は皆無と言えます。
しかしそれを証明しているケースは非常に少なく、大抵は本人談に過ぎません。
その商材自体の販売数がどんなに多くても、その売っている商材自体の稼げる証拠にはならないのです。だから情報商材でのレビュー(評価)の数は余り意味を成しません。
でも情報商材と違ってFXの場合、本来は明確です。
その手法が本当に稼げるものなのであるなら、単にその予測を公開すれば良いのだから。
世界共通の市場であるからこそ、結果は誰もが共通となります。
だから偽ることはできません。「勝てる手法」であるなら、販売者にとってはその手法を使った成果を実際に見せた方が、どんなセールスコピーを考えるよりも早い。でもあなたはそれを行っているサービスを余り見たことが無いのではないでしょうか。
大抵は、予測が当たっているかのようなトレード画面や、沢山の利益が出ているような口座画面のスクリーンショットなど、いくらでも生成できる、何の証拠にもならない情報と共に根拠のない強みを語っているものばかりです。
「偽り無し」や「先出し予測」など一見信頼できそうな文句が使われていても、実際は販売者が言っているだけで、どこにそれを証明する情報があるのか見当たらないことがよくあります。
「DM貰えれば、成果をお見せします」
わざわざ閉鎖的にする情報でもないでしょう。それに送られてくるものは大抵前述の画像です。
もしかしたら、そういったものの中にも、稀に本物があるかもしれませんが大抵は冒頭で書いた情報商材と変わりありません。
成果が明確に見せることができるFXだからこそ、購入者はその部分を気にするだけで、それが本当に稼げる情報なのか見極めることが可能なのです。
私が自分のプロダクトに絶対の自信を持っている理由
ここまで、私自身が提供するサービスについては一切触れてきませんでしたが、当然この記事を読まれている方であれば、どんなものか期待が高まっていることでしょう。
最後に少しご紹介させていただきます。
先程も触れましたがFXは私の得意なことの一つです。
それを活かして、FX関連の商材(今回の記事内容に沿った言い方をするなら『片手間に稼ぐことが実現できるツール』を私も販売しております。
しかも10万円という高額で先ほど例にあげた「偽り無し」や「先出し予測」などの言葉も使っており、一見この記事自体が自分の首も絞めかねない内容に見えるかもしれませんが、もちろん、そんなことがないから書いています。
以下にそのポイントを端的にまとめました。
▼どうやって稼げるのかが明確
私が販売しているサービスは2025年1月にリリースした【高精度エクセルFX予測ツール『FXHPPT』】というもので、誰もが仕事などで使ったことがあるMicrosoft Excel(エクセル)で構成しており、ヒストリカルデータをコピーして指定のセルに貼り付けるだけで、その時の最適な指値予測が可能という画期的なものです。
以下50秒程の動画を見れば、どんなものか大体のイメージが付くと思います。
※音量注意
▼実際にツールの実力を証明出来ている
各FX業者(第三者機関)が無料で提供しているヒストリカルデータという「結果の改ざんが不可能な共通の情報」を読み込ませることで、自動的に予測が表示される仕組みとなっているため正真正銘、誰が行っても同じ予測結果を表示させることができます。
それを使って数々の検証過程から結果までそのまま記事で公開しており、
その上で高勝率(年95%以上)を実証しております。
更にそれは年代の偏りがなく、例えば2008年のリーマンショック時(FX相場が最も荒れた年)の検証でも95%の勝率を証明できていることから、あらゆる状況下においてもロジックが安定的に機能している可能性を明確に示せております。
これらは以下記事に全てまとめております。
▼制作者自体のFXの実力も証明できている点
先程も書いたように、FX関連の情報商材の販売者の多くは自身の実力を何も証明できていません。
定番は「初めのころは皆さんのようにずっと勝てていなかったけれど、ある時に某手法と出会い、そこから勝てるようになり今では専業トレーダーとして稼げております」というようなストーリーを語ったもの。
「稼げているなら情報商材なんか売って稼ごうとする必要はないでしょう」と突っ込みたくなりますが、そういう自称勝ち組トレーダーが、決まって証拠としてあげているのは「利益が出ているチャート画面」です。
ところが私の場合はアップロード日の改ざんが不可能なYouTubeに1週間以上も先の値動きの予測を行った動画をアップし、ほぼ一致させております。それも代表的な通貨ペアであるドル円と、ボラティリティの激しいポンド円の両方です。
FXで同じようなことを当てずっぽうで行うことが不可能であることは、今回初めてFXを知った方でも何となく想像がつくと思います。
何故そんなことが出来るのか疑問に思うかもしれませんが、人間誰でも得意不得意があります。
単純に私が偶々持っていた突飛した能力がFXに合っていたからでしょう。
そのスキルを活かして作ったのが、高精度エクセルFX予測ツール『FXHPPT』なのです。だからツールの予測精度が高いのは当然と言えるかもしれません。
既にツール自体の予測精度の高さも繰り返し実証していることから、今となってはわざわざ自身のスキルを証明する必要がなくなっております。
今お書きしたことも以下記事に全て書いております。
お読みいただければツールを販売する目的や意図もきっと理解いただけると思います。
▼10万円という価格で販売している意味
私のサービスは比較的高価格帯に入ります。
情報商材でいうとまさかに「怪しい高額商品」にありがちな価格です。
だから、敢えてその価格に設定している明確な理由もしっかりと公表しています。
経済的に困っていない=必死に売らなくて良いからこそ、逆に皆さまが気軽に買えない価格設定にできるのです。
もし沢山売って稼ぎたいと思っていたら、もっと購入層が厚い低価格にしたり、「限定」や「値下げ」などキャンペーンも行っています。
ですが私のサービスは始めから変わらず10万円のままです。
過去検証からも1年以内の回収率(このツールを使って10万円を取り戻せる可能性)が高いことを証明できていることから、決して商品内容と釣り合っていない価格設定だとは思っておりません。
あなたがこのツールに10万円の価値を感じていただけた場合は、
私の思うプロダクトに対する価値に共感いただけたということになります。
そういう方だけに使っていただきたいツールと考えています。
▼本当に役立つ有料級のコラムも執筆
2万文字を超えるようなFXに関連したノウハウ記事も複数公開しております。
FXの本質を理解していないと書けないような有益な情報となっており、有料コンテンツ配信という選択肢がある中で、このレベルの内容をココナラで無償公開しているケースは珍しいかと思います。
主にFXをやられてこられた方向けにはなりますが、是非参考に。
以上、冒頭でお書きしたような情報商材やFX手法とは一線を画していると自負しております。
でも現実は前者の方が注目を集め、多くの人がそれを選びます。
その理由は、曖昧な方が幻想を抱きやすく、夢を見られるからです。
例えば以下のようなサービスが2つあったとします。
▼3万円の商材
「月1千万も夢じゃない。私が実際に年に数億の利益を得られている方法を教えます、既に購入している方からも絶賛の嵐。早速今月100万達成しましたという嬉しい声も頂いております。しかも主婦の方でも気軽にスマホで隙間時間に出来ます」
▼10万円の商材
「FXの手法になりまして、月に平均で1万~5万円の利益、勝率は年80%、過去10年間の平均利益は年45万円でした。これがその実際のレポートです。証拠として明日の予測を載せておきます」
恐らくほとんどの人が3万円の商材の方に魅力を感じるのではないでしょうか。
今回の記事を読んだ後であれば、もしかしたらそうは思わないかもしれませんが、大抵は実績や証拠よりも幻想が勝ります。
幻想を選んだ人がそれで満足なら、良いと思います。
結局はご本人次第ですので、それを信じるのは勝手であり、エビデンスを示していない商材であっても中には本当に稼げる情報もあるかもしれません。
あくまでも、私のサービスに限らず、
・稼げるプロセス
・実際にその手法を使った結果
・それを販売する意図(矛盾の解消)
これらが明確なサービスの方が
「稼げる」可能性があると私は思っております。
あなたがもし既に何かFXに限らず副業情報商材を買っていて、
成果を得られていない場合は一度上記を冷静に見つめ直すと良いでしょう。
最後に、絶対に誤解をしてはいけないこと
これらが全て明確だったからといって、そのサービスが確実に成功へ導いてくれるとは限りません。
それは私が提供している【高精度エクセルFX予測ツール『FXHPPT』】にも言えることですが、証明している結果は、言ってしまえば全て過去の事実に過ぎません。
どんなに過去に勝率が高くても未来の保証はできません。
スポーツやゲームなどの分野で「絶対王者」と呼ばれる存在がいますが、次の試合で初めて負けることも当然あります。そしてそこからスランプに陥るなんてことも珍しくありません。
それと同じで絶対に勝てる(稼げる)と言える商材は存在しません。
だから「このツールを手に入れれば100%稼げる」などと過信しないことです。
過去に本当に稼げていたのかも曖昧な手法やツールよりは、「信頼性があり期待した結果を得られる可能性が高い」くらいの認識が良いと思います。
私のサービスは、全て情報を開示していることで、購入前と購入後でのイメージの乖離が限りなく少なくなっております。
サービスページにリンクしている(先ほど紹介した)まとめ記事をしっかり読んで頂ければ「想像していたサービスと違った」なんてことは起きないでしょう。
今回のコラムが、副業や投資を考える上で、良い一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
長文をお読みいただきありがとうございました。






