★ドル円は113円台のレンジ相場が続く
昨日のドル円はNY時間に一時113.4円までドル売りが進みましたが、税制改革案が予定通りに公表されることなどを受け、現在は114円付近まで徐々に上昇しています。
今週は特に重要な指標などもなく、ドル円は113円台のレンジ相場を上下する展開が続いています。
ドル円は今週の初めに114円後半までドル高が進みましたが、その後反落した後は114円付近で押し戻される状況が続いています。北朝鮮情勢への警戒感などもあり、ドル円は上値が重く上昇しづらい雰囲気になっているようです。
★アジア歴訪後の北朝鮮情勢に警戒感
アジア歴訪中のトランプ大統領は韓国で行われた講演では、北朝鮮には軍事力以外の手段を活用したいと融和的な姿勢も示していましたが、北朝鮮や金正恩委員長を強く批判する内容も多く含んでおり、今後の北朝鮮がどのような行動に出てくるのか警戒されています。
現在トランプ大統領は中国を訪問中ですが、中朝関係に影響する滞在中の挑発行為はないとの見方が大きく、市場ではアジア歴訪終了後の北朝鮮の動きに警戒しています。
★NY時間に公表される税制改革案に注目
今夜のNY時間に、米上院の税制改革案が公表されますが、ムニューシン米財務長官は「来年からの法人税引き下げ開始を強く希望している」とコメントしていて、今夜の税制改革案の公表には市場も特に注目していそうです。
レンジ相場が続いていますが、材料不足気味のなかで今夜の税制改革公表には市場も注目しているため、公表前後の相場の動きに注意が必要です。
ポジション調整など変動対策の準備はしっかりしておきたいところです。
今夜の税制改革公表や、北朝鮮情勢を警戒した動きなど、週末に向けて警戒ムードも強まりそうです。
今週ももう少しですが、相場の変動には気を付けてよく見ていくようにしましょう。
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