★週末は雇用統計で下落するも114円台を回復して終了

先週末に発表された米雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想を下回る弱い結果になっていたことで、発表後のドル円は113円半ばまで下落が進みました。


ですがその後発表されたISM製造業景況指数が予想を上回ったことや、失業率は前回から引き続き低下していることなどを受けて、週末のドル円は114円台を回復して週の取引を終了していました。

 

先週注目されていた次期FRB議長人事は、ハト派のパウエル理事が正式に指名されましたが、前日にパウエル氏指名の可能性が高いとの報道がされていたこともあり、発表後も相場には大きな影響はありませんでした。

 

先週のドル円は米雇用統計やFOMC、FRB人事の決定などイベントが目白押しでしたが、今週は特に大きなイベントもなく先週と比べると少し材料不足の展開が続きそうです。

 

 
★昨日からトランプ大統領が来日、会談での発言に注目

トランプ大統領のアジア歴訪が始まり、昨日から来日しているトランプ大統領は、明日7日まで日本に滞在する予定になっています。


今日は安倍総理と対談し、北朝鮮問題や日米の通商問題などについて話し合いを行うとされています。


この対談で相場に影響するような話題が出て来る可能性もあるので、トランプ大統領の来日中は要人発言などの報道には注意しておいた方が良さそうです。

 


★アジア歴訪を狙った北朝鮮の挑発行為に警戒

そしてトランプ大統領の来日でもう一つ注意が必要なのが北朝鮮による挑発行為です。


今回の来日で北朝鮮への制裁強化など、北朝鮮問題についても対談で話し合う予定になっています。

 

トランプ大統領は7日まで日本に滞在したのちに、今後は韓国、中国と訪問していく予定です。


各国で北朝鮮問題についての対談が行われると思いますが、これに対して北朝鮮が何らかの挑発行為を行う可能性も考えられます。


先週末に新たなミサイル実験を準備している動きがみられたこともあり、アジア歴訪が終了するまでは再び北朝鮮リスクが意識されるようになりそうです。

 

今週は先週と比べてイベントが少なく材料不足の相場になりそうですが、レンジ相場では要人発言やニュースに注意しておきましょう。


イベントが少ない相場では株価など他の市場の動きも影響しやすいので、他の市場の動きにも注目してみましょう。

 

 


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