★ADP雇用統計、FOMCを通過してドル円は114円台に上昇

NY時間に発表されたADP雇用統計は、予想の19.6万人を大きく上回る23.5万人という強い結果となり、発表後のドル円は再び114.2円台まで上昇しました。


その後、発表されたISM製造業景況指数が予想を下回ったことで113円台に反落しますが、下落しても113.7円台を維持している様子からドル円の底堅さがうかがえます。

 

今回のADP雇用統計が予想を上回ったことで、明日の米雇用統計への期待も高まりそうですが、ADP雇用統計が強くても本番の雇用統計はそこまで強くないこともよくあります。

 
取引になれていない場合、米雇用統計のような市場の注目が集まる重要指標の発表時は、相場の変動対策としてポジションは解消しておいた方が安心です。

 


★トランプ大統領は次期FRB議長にパウエル氏を指名

昨日トランプ大統領が「パウエル氏を次期FRB議長に指名する意向である」という関係者の発言が報道され、報道が伝わった時点では若干のドル売りの動きがあったものの、相場への影響は限定的でした。


トランプ大統領は今日正式に指名を発表するとの予定になっています。

 

もしもテイラー教授が指名されるようなサプライズがあれば相場も大きく変動しそうですが、昨日の報道後の動きからしても、パウエル氏の指名が正式発表されても目立った動きはないとの見方が大きいようです。

 


★明日は米雇用統計の発表

昨日再び114円台を回復したドル円でしたが、今夜は欧州時間のBOEと次期FRB議長の正式発表、そして明日はFX最大の経済指標である「米雇用統計」が控えています。

 

今後は経済指標やイベントを警戒した様子見相場が続くことが予想されます。

 

明日の雇用統計が強い結果となれば、ドル円は直近の壁である114.3円を超えてさらに上昇する可能性もありそうです。


日本は明日から3連休ということもあり、市場も大きな動きはなさそうですが、経済指標の発表に備えて相場の変動対策はしっかり準備しておきましょう。

 


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