★NY時間にドル円は113円前半まで下落

週明けの東京市場では113円台後半で上下していたドル円でしたが、NY時間にかけてドル売りが進み、昨日は113円付近で取引を終了していました。


先週は114円台に何度か上昇を見せていましたが、週末の下落の動きから今週は複数の注目イベントも控えて上が重たい雰囲気が続きそうです。

 


★ロシア疑惑、税制改革、FRB人事などがドル売り要因に

昨日はロシア疑惑でトランプ大統領の関係者に始めて提訴者米税制改革の法人税をめぐる報道を受けてNY時間にドル売りが進みました。


下落後のドル円は113円付近で下げ止まりましたが、今朝スタートしてからは一時112円割れをする場面もあり、上値が重たい展開が続いています。

 

税制改革案やロシア疑惑に加えて、昨日はFRB人事の話題がドル売り要因となったようです。

 

注目のFRB人事ではイエレン議長が候補から外れ、次期FRB議長候補はパウエル理事とテイラー教授に絞られました。


さらに昨日のNYタイムズで、トランプ大統領がパウエル氏を次期FRB議長に指名すると決定した可能性があると報じられたこともドル売り要因となりました。


市場がドル売りで反応するパウエル氏ですが、ハト派と言っても、「テイラー教授と比較したらハト派」というくらいの評価のようです。


そのことから今回のドル売りも一時的になものになるという見方もあります。

 

トランプ大統領は今週木曜にも、次期FRB議長を発表するとの予定です。発表前後の相場の変動には気を付けておきましょう。

 

 
★これからの経済指標にも注目

今日から欧州時間やNY時間に重要な経済指標が多く発表され、欧州でGDP(速報値)、NY時間には四半期雇用コスト指数や住宅系の指標が発表されます。


週末の米雇用統計に向けて、先行指標であるADP雇用統計やFOMCなど、明日以降も注目の経済指標がいくつか控えています。


今週はFRB人事など注目材料が多く、相場の変動にも注意が必要そうです。重要な指標は忘れずにチェックするようにしましょう。

 


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