★税制改革、衆院選の与党勝利でドル円は一時114円台に上昇
先週末のドル円は米上院で予算決議案が可決され、税制改革への期待感からドル買いが進み、ドル円は113円台に上昇して終了しました。
そして昨日は衆議院総選挙の投開票が行われ、与党の勝利が伝わっている今日のドル円もスタートから上昇を見せています。
今朝は一時114円台に上昇する場面もあり、リスクオンで円売りドル買いの動きが期待されています。
114円台では利益確定の動きもあると思いますが、与党の勝利による日経平均の15日連続上昇も期待されているので、基本は上昇基調になると思われます。
★リスクオンでドル買い円売りの流れ
米税制改革への期待と、衆院選の与党勝利から、リスクオンによる円売りの動きが期待されています。
明日まではとくに大きな経済指標の発表などもないので、ニュースや株価など他の相場の動きに注目しながら見ていくようにしたいですね。
そしてアメリカでは次期FRB議長の人事にも注目が集まっています。
先週はテイラー教授が次期議長候補として浮上したことで、利上げ期待によるドル買いが進みましたが、イエレン議長の留任という可能性も残っています。
慎重派のイエレン議長の留任やハト派のパウエル氏が有力視されるようであれば、ドルが売られる可能性もあるので、FRB人事の動向にも引き続き注意が必要です。
★今週は経済指標にも注目
今週は米GDP(速報値)や新築住宅販売件数など重要度の高い米指標がいくつか発表されます。
さらに、テーパリング期待が高まる中で行われる26日のECB理事会にも注目が集まっています。当日のユーロの動きには注意しておきましょう。
そして先週あたりから目立たなくなってきた北朝鮮リスクも、中国共産党大会が明日終了するため、24日以降のミサイル実験などの可能性も意識されているようです。
今朝は114円台に上昇してスタートしたドル円ですが、今週はFRBや経済指標に注目しつつ相場をよく見ていくようにしましょう。
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