フランス人の彼と結婚するためにパリに向かいました。
結婚する相手なのに、会うのは1年近くぶり。
空港まで迎えに来てくれ、一緒に彼の家に向かいました。
しかし、家について、彼から衝撃なことを聞かされました。
「仕事辞めたんだ・・・」
なんと、1か月前に仕事を辞めていたのでした。
そのお仕事は、日本と関係のある仕事で、
将来的に日本に行く可能性もあるものでした。
ただ、職場がパリで(彼が住んでいたのは田舎町)
通うのに、往復4時間くらいかかっていました。
そして、人間関係も最悪だったそうです。
ずっと悩んでいたのに、私には話せなかった、と言われました。
田舎町に住んでいて、私が引っ越して来たら、
パリの近くで家を探そうという話になっていました。
仕事も辞めて、パリに来たのに・・・
頭をガツーンと殴られたように感じました。
母に電話して相談しました。
すると・・・。
「あんたね、結婚というのは
楽しいときも辛いときも一緒に頑張るってことなのよ。
早めにつらいことがあって良かったじゃない。
頑張りなさい」
本当は、日本に帰ろうと思ったんです。
心の中で、多分、
母は「まぁ、なんて最悪な相手なの。そんな人と結婚なんてさせないわ」
と言うかなって期待があったんだと思います。
他力本願なんですが・・。
自分の中でパニックになっていました。
でも母にそう言われて『そうか・・・』って自分の中での迷いが消えました。
母はずっと父と仲が悪かったんですね。
離婚しそうだったんですが、
そんな時に母の癌が見つかりまして、それから2人の関係は変わりました。
今もよく喧嘩していますが、基本は仲良くやっています。
だからこそ、の言葉なんでしょうね。
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いま自分の過去を振り返り、色々と書いてみたら、いかに自分が他力本願だったかというのがわかります。
フランスに来て、環境が変わりすぎて、なかなかなじめなかったというのもありますが・・・。
自分が悲劇のヒロインで、自分が不幸なのは周りのせいだという気持ちが、ありありと出ていたんですね。
今の自分だったら、だったらあなたはどうしたいの?という言葉をかけてあげたいかも。
人のことを言う前に、あなたがどうありたいか?ということをこの時の自分に聞いてみたいです。
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続く
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