今回はダウ理論についてです。

 

ダウ理論を本当の意味で理解されている方って少数だと思います。

安値と安値が切りあがって高値と高値が切りあがるやつ。

みなさんそのように理解されていると思います。簡単ですよね。でも奥が深く難しいです。

それはFXはいろんな時間軸の足が存在するせいなんですね。これがダウ理論の理解をとても難しくしています。

(私も理解するまで7年くらいかかりました。かかり過ぎ。。)

 

ドル円4時間足です。

Nを色々な色で書いてみました。

 

例えば右から3番目の青いN。ダウ理論がきちんと理解出来ていない人はこれを見てダウントレンドと思ってしまっていると思います。

仮にこの枠の中のみで見るなら間違いなく一番大きく書いた真ん中のNがダウ理論のNです。

なのでそのNの右下を割るまでは上昇トレンドです。

たくさんの小さなNに振り回されて、ダウ理論なんて使えないと思っている方、とても多いと思います。(私も以前そう思っていました。)

 

そしてもっと難しいのが日足や週足では、上記の大きなNですら、小さなNの一員に過ぎません。

日足や週足が仮に逆Nだったとしたら、それらの戻り売りが入ってくるあたりでは警戒が必要です。

ドル円はまさに今まさにそんなところです。

 

ドル円日足

これで見ると大きな赤の下降トレンドです。

青の上昇トレンドは現時点では戻りの一部ですよね。

そうすると、赤の下降トレンドが継続するとすると、緑のような動きになる可能性もあるということです。

逆に赤の逆Nの節目をブレイク出来たら、大きく上昇していく可能性が高くなります。(もちろん押しはどこかで入ると思いますが)

 

次は週足です。

ドル円週足

大きく見るなら緑になりますが、緑で見るとトレンドは出ていません。揉んでいる途中です。

小さく見るなら赤の上昇トレンド中ということになります。

 

ただあんまり週足や月足をデイトレで気にしても仕方がないので参考程度ですね。

ただ月足や週足で引けるラインに差し掛かるときは意識するようにしてください。

 

基本は下記のような感じでエントリー足の少し上の足のNの方向に従っていけばいいと思います。

ただ小さな足はトレンド転換が激しいのでせめて1時間以上のNの方向を参考にするのが個人的にはおすすめです。

4時間でエントリーするなら4時間足や日足や週足のトレンド方向

1時間でエントリーするなら1時間足や4時間足や日足のトレンド方向

15分でエントリーするなら1時間足や4時間足のトレンド方向

5分でエントリーするなら1時間足のトレンド方向

みたいな感じです。

 

どうでしょうか。ダウ理論について理解が深まれば幸いです。