
みちのく“国境”の寺、天台寺へ行ってまいりました。
古い古い「鉈彫り聖観音さま」を拝んできました。
素朴で優しげで
前に立つ者を
包み込むような観音様でした。
山を吹き渡る風
ざわめく森…
ああ、オイラは生きている!
感動しながらアッピ川沿いの道を走り
キャンプ場に着きました。
バンガローが3000円、テントが500円。
で
雨もないのでテントです。
冷たい発泡酒を呑みながら
トマトにかぶり付き
持参した自家製のベーコンもどきを焼いて食べました。
夜は怖かったです。
夜通し風が強く
森が
背筋が寒くなるような唸り声をあげていました。
気を紛らわそうと
小さなラジオで「深夜便」を聞いていると
何かがテントに近づいて来る気配があり
「ナイフを持っているべきだった…」と
心から後悔しました。
すぐカッとなる性格なのでナイフは持ってないのです。
それで生き伸びたいと思っているならば
それは「誰かに守ってもらおう」という甘えでもある。
革ジャンを着てメットを被り
静かにテントのファスナーを開け
「ワァッ!!!!!」
と叫んで飛び出しましたが、誰もいませんでした。
結局、風の音にビビッていただけのようで
自分の肝の小ささには呆れちゃいました。
(みちのく守護 天台寺=08年5月6日、岩手県二戸市)