知覧へ走ったり
その映画を見たりして
心を揺さぶられている
ならば
自分は何なんだろう…
バカだから分からないのだ
人には優しくありたい
だとか
あの若者たちを忘れない
だとか
そんなことしか思いつかんのか…
映画の中で強く惹かれたのは
岸恵子さん演じる
「富屋食堂」の御かみ・鳥濱トメさん。
隊員たちから「お母さん」と慕われた人だ。
特攻隊員たちに頼まれ
最期の手紙・「別れの手紙」を投函しようとするのを
憲兵に見つかって
よってたかっての袋叩きボコボコにされても
絶対謝らない。
駆け付けた娘さんに
自分の勲章だと言った。
映画のパンフによると
トメさんの生い立ちは厳しかったようである。
でも
めげず誠実に生き、よき伴侶に恵まれて
二人で懸命に働き資金をためて
「富屋食堂」を開いたそうだ。
そんな人が切り盛りする「食堂」だから
隊員たちも心から懐いたのだろう
「知覧特攻平和会館」の基となった
慰霊の「観音堂」は
戦後反動の逆風のご時世に
この人が町役場に日参し
懇願し続けて建立されたそうだ。
この人がいてくれて本当に良かった。
知覧から帰ってきて
映画を見て
パンフを読んで初めて知った。
また
走って行きたいのである。