ちょうど2年前の9月9日に、1クリック型フルオートシステム『FX自動売買システム限定200名様モニター募集』という紹介を受けて、なけなしの10万円を入金したことがある。ちょうど自己破産して半年くらい経った頃だ。とにかく何とかして老後資金を増やさないとと焦っていた。

 

結論から言うと、これは詐欺に遭った話。

 

アローズ・プロジェクト運営事務局の鈴本(本名ではないでしょう)という人から電話で、「Trading Forex 」という海外口座の設定の仕方をレクチャーされ、10万円を入金した。

最初の話では、

 

12月までは無料にて運用。
12月の時点で、一旦全額出金し、アンケートに回答
来年以降も無料で使える
※200名の無料モニター募集後は498,000円での販売予定です。(来年販売予定)

 

という話に乗っかったわけだ。

その時点で、念のためサイトをダウンロードしていたので、画像だけは残っている。

(最初からちょっと怪しいと感じていたので)

 

何でも、世界の金融市場を裏からコントロールする伝説級のトレーダーが終結し、トレードを行うというのだ。

以下は、サイトに貼られていた画像の一部

 

 

たいてい、こんな感じの儲け話になっている。

 

「ウソや誤魔化しは一切ナシ!」って、それ自体が嘘なわけだ。

コロナ禍の文言もうまく利用している。

ここで顔を出している人は、勝手に写真を使われたのか、それとも、この詐欺に加担している人なのかはわからないが、名前は匿名にしても実在する人だ。

 

まあ、巧妙なサイトが出来ていたので、半信半疑で参加したわけだ。

 

トレードは、スマホで確認でき、最初の2ヶ月くらいは毎日プラスとなっていた。

ポジションは1日に1~2回くらいしか持たず、必ずプラスでコマめに決済されていたので利益が増えていたが、11月後半くらいから、マイナスのポジションを複数持つようになり、それが勝手に決済され、目減りするようになってきた。

 

アローズ・プロジェクト運営事務局の鈴本という人間の携帯電話番号は登録してあって、連絡がついたので、「直ぐにトレードを止めたい」伝えると、それは無理と断られる。そして、1週間後にはロスカットされた。

 

案の定、その後、携帯電話は繋がらない。

 

これが「ポンジ・スキーム」というものなのかと、授業料10万円で身をもって勉強が出来た。

 

口座を開設したその海外のFX業者についても、その1年後の10月(昨年10月)に、関東財務局が「無登録で金融商品取引業等を行う者について(Trading Forex)」という注意書きを掲載しているが、既に遅し。

 

現在は、この「Trading Forex」も「アローズ・プロジェクト運営事務局」のサイトも閉鎖されている。

 

この世の中、詐欺が本当に横行している。

初心者は、ほぼ騙される。

詐欺の流れは、だいたいこんな感じなので、参考にして欲しい。

 

「10万円払って、私が勉強した内容」

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①無料モニター募集でカモを募る
②親切丁寧に口座開設まで導く
③ボーナスを餌に、出来るだけ大金を入金させる
④最初の1ヶ月程度は、順調に利益をあげてるように見せ掛ける
⑤信頼性が高まったところで、追い打ちで追加資金を入金させる
(月末までのボーナス特典も重要な追い風として利用する)
⑥資金が入金された頃合いを見て、トレードを一変させる
⑦架空のトレーダーの存在を理由に、ハンドリングが出来ないことで解約・責任を回避
⑧モニター員全員の資金を溶かしたことにし、実資金は別口座に移動
⑨公式LINE、連絡手段を閉鎖

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是非、いろいろな情報を収集し、内容を吟味して、出来れば誰か相談できる人がいるなら相談してみよう。残念ながら、私の周囲にはトレードをやっている人間が居なかった(今も居ないが…)。

 

ただ、私は10万円程度の授業料で安く済んだが、もっと大金を注ぎ込んでしまった人も多いので、その事例も参考にして欲しい。

 

以下は、国民生活センターに寄せられた事例

https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20140619_1.pdf