訳があってここに書きます。
20日付けで会社を辞めました。
思えば、たった一年半でしたが、振り返ってみれば長く感じます。
「新しい事業部門を立ち上げてみませんか?」
というお誘いのもと、3人の営業マンで太陽光発電+オール電化の環境部門を立ち上げるとのこと。
前職はコンピューターの法人営業だったのでまったく知識がなかったのですが、
どんなことでも新しいことにチャレンジしてみたい自分は、この話に乗りました。
しかし、なかなか結果が出ない内に、一人辞め二人辞め気が付けば、
一番ヒラ社員で自由に動けると思っていたポジションから、誰もいない一人ぼっちの責任者に仕立て上げられていました。
「○○課長!」と呼ばれる始末。
そりゃそうでしょう。一人しかいないですもの。
そして毎週、売上の催促をされる日々が続きました。
見込み先がないのに、会社を飛び出して、ただ時間を潰す日々も過ごしました。
(このままここで腐ってしまう自分がいる。。。)
けれども、辞めたくない理由もありました。
(何もしないで、会社に貢献することもなく辞めてしまったら、今度また何かしらするときに同じようにくじけてしまうのではないか?)
そんな恐怖心にも似た感情があったのです。
そんな折、ふと出会いがありました。
いや元からあったものを目の前しか見ていない私は気づいていなかったのです。
前職のときの得意先であった素敵な経営者の会社を何の気なしに訪ねてみると、
一緒に極心空手をしよう!
と誘れました。
たいした仕事もしていなく、憂鬱な日々を過ごしていたので、
(体を鍛えてみるか?そうすれば精神も鍛えられるはずだ!)
と重い腰を上げ試しにやってみることに。
空手の稽古に行く度に、その経営者とはすっかり仲良くなり、
休みの日でも一緒にゴルフの打ちっぱなしや、ビリヤードなどもするように。
その時ふと、
「実はね。君がウチの会社に来てくれたらいいなぁと思ってたんだよ。」
と言ってくれました。
もちろんお世辞込みの話だと思っていたので、
最初は、
「いやーありがたいです。尊敬している人にそう言ってもらえるだけで。」
と受け流していました。
しかし、何度も会うたびに、
「今の仕事辞めてこっちに来ないか?三顧の礼を尽くして迎えるよ。」
とまで言ってくれました。
さすがにそこまで言われてたら私も本気になります。
ただ、
(はたして本当に今の仕事を投げ出して、お誘いを受けてもいいのだろうか?
自分にはそこまでの価値がある人間なのだろうか?)
とも思いました。
自分ではとても考えがまとまらないので、嫁に話してみました。
こんな話があるけど転職したほうがいいかなぁ?と。
すると、
「ずっと前から辛そうに職場に行っている姿が見てられなかったから。いいと思うよ。」
・・・。
そうか!やっぱりそうか!
自分では感情を押し殺して、明るく努めていたけど、やっぱり顔に出ていたか!
ウソでも明るく前向きになるといい!そうすれば、自然に前向きになれる。
みたいなことが言われているが、所詮ウソはウソ。
心から笑えないと前向きになれない。
今の職場と誘われている会社。どちらが、より自分に正直に生きていけるか。
比べるまでもない。
申し訳ない気持ちもあったが、けじめをつけるべく辞表を出し、
その足で、すぐにその経営者の元へ。。。
あれ、本気にしたの?冗談だよ。
と言われたら直ぐにハローワークへ駆け込む保険を掛けて。
「今の仕事を辞めて。こちらにお世話になるつもりです。」
「おおーそうか!!ありがとう。よろしく!」
「いやいや、こんな自分を誘ってくれるなんてこちらのほうがはるかに感謝してます。」
「いつから来る?」
「20日で退職するので、23日からで。」
「おー頑張ろうな。」
「宜しくお願いします。」
この人の為なら心から頑張れる。
そう想える人と一緒に働けるなんて私はなんて幸せ者なのでしょうか?
前職がなければ、出会うこともなく。
今の仕事がなければ、一緒に空手をすることもなく。
一緒に空手をすることがなければ、その経営者に誘われることもなく。
不思議な縁です。
遠回りしてきたように見えますが、実は最短距離で走っていました。
これからも、小さな縁、大きな縁を大切にしていきたいと思います。
私と仲良くしてくれる全国の友人達にただただ感謝の気持ちでいっぱいです。