VPSでEAを「あと何本回せるか」を判断するために、Windowsタスクマネージャーで見るべき場所・見方・判断基準をまとめます(MT4/MT5どちらでも考え方は同じです)。


1) まず結論:見るのはこの3点セット

  1. CPU(全体):ピーク時に張り付いてないか

  2. メモリ(全体):余裕がどれくらい残ってるか

  3. プロセス単位(terminal.exe / metaeditor.exe / EA関連):どれが重いか特定


2) タスクマネージャーの開き方(最短)

  • Ctrl + Shift + Esc

  • もしくは Ctrl + Alt + Del → タスクマネージャー


3) 「パフォーマンス」タブで全体の余裕を見る(最重要)

CPU

  • 注目ポイント

    • 利用率(%)が常に高いか

    • 論理プロセッサ数(コア数):VPSのスペック把握に必須

  • 判断の目安(EA追加の可否)

    • 平常時 30〜50%以下:追加の余地あり(設定次第)

    • 平常時 60〜70%:追加は慎重(ティック多い時間に詰む可能性)

    • 80〜100%が頻繁:追加は危険(約定遅延・フリーズ・取りこぼしの原因)

メモリ

  • 注目ポイント

    • 「使用中」「利用可能」

    • コミット(コミット済み) が上限に近いと危険(実メモリ+ページファイル)

  • 判断の目安

    • 利用可能が 1〜2GB以上残ってる:概ね余裕

    • 利用可能が数百MB:危険域(MTが固まりやすい)

    • ディスクがガリガリ(ページングっぽい挙動):実質メモリ不足


4) 「プロセス」タブで“どれが重いか”を特定する

見るべき列

  • CPU

  • メモリ

  • (可能なら)詳細:PID、優先度の確認に使える

よく見る対象(MT4の例)

  • terminal.exe:MT4本体(これがEA実行の中心)

  • metaeditor.exe:コンパイル時に一時的に上がる(常時起動は不要)

  • ブラウザ(Chrome/Edge):意外とメモリ食う

  • Windows Update/Defender:一時的にCPU跳ねることあり

見方のコツ

  • CPU列をクリックして降順 → 今一番CPU食ってる犯人が上に来る

  • メモリ列をクリックして降順 → 常駐でメモリ圧迫してる犯人を特定


5) 「詳細」タブで“張り付き”を見抜く(できれば)

  • terminal.exe長時間CPUを使い続けている → EAの処理が重い/ループ/ログ過多の可能性

  • MT4を複数起動しているなら terminal.exe が複数並ぶ
    それぞれのCPU/メモリを比較して「重い口座(EA)」を特定できる


6) EAを増やせるかの実務的な判断フロー

  1. 相場が動く時間帯(NY/指標/オープン)にCPUが跳ねるかを見る

  2. タスクマネージャーのCPUが

    • 普段低いのに、重要時間に100%張り付き → 追加は危険

  3. メモリが

    • 利用可能が1GB未満で推移 → 追加より先に軽量化/増設(上位プラン)

  4. terminal.exe

    • 他より明らかに重い個体がある → そのEA/設定/ログ出力を疑う


7) “EAが重くなる典型原因”チェック(プロセス確認とセットで)

  • 複数通貨監視・全足ループ(iBars全部走査など)

  • Printログ出しすぎ(エキスパート/ログ肥大→I/O負荷)

  • インジ大量表示(チャートに貼りすぎ)

  • ティックの多い銘柄(GOLD、NAS100、SPX500などは負荷が増えやすい)

  • ストラテジーを同時に複数MTで動かしすぎ(特に同一VPSで)