■ RSI(相対力指数)

RSIは「買われすぎ・売られすぎ」を数値化したオシレーター系指標で、
相場が行き過ぎているかどうかを判断するための“逆張り指標” として使われる。


■ 基本的な見方(買われすぎ・売られすぎ)

  • 70〜80%以上:買われすぎ(高値圏)

  • 20〜30%以下:売られすぎ(底値圏)

ここから考えられるサイン:

  • RSI が 底値圏まで下がる → 売られすぎ → 反発の「買い場」になりやすい

  • RSI が 高値圏まで上がる → 買われすぎ → 反落の「売り場」になりやすい

→逆張り的に使うのが基本。


■ 注意点:強いトレンドでは当てにならない

強いトレンド発生時は、

  • 上昇トレンド → RSI は高値圏に張り付いたまま

  • 下降トレンド → RSI は低値圏に張り付いたまま

つまり、
トレンド相場では“買われすぎでもさらに買われる、売られすぎでもさらに売られる”
ため、逆張りすると危険。

→ 効果を発揮するのは「もみ合い・レンジ相場」

【ポイント】
RSI を使う前に チャートでトレンドの有無を確認することが重要。


■ ダイバージェンス(逆行現象)

RSI と株価の動きが逆になる現象。

  • 株価が高値更新 → RSI は高値更新できない
    上昇の勢い弱まり → 下落転換のサイン

  • 株価が安値更新 → RSI は安値更新できない
    下落の勢い弱まり → 上昇転換のサイン

→トレンドの反転シグナルとして使われる。


【補足】

  • RSIは「14日」がよく使われる

  • 時間軸(5日・14日など)によって反応速度が変わる

  • トレンド確認には移動平均線と併用すると精度アップ